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- M2の異常な伸び
アメリカは2020年に超金融緩和を行い、M2(マネーストック)*のチャートをスカイロケットのように伸ばしました。
*M2とはざっくり言えば、"米国内の"個人、法人の貯蓄の総計です。
M2が劇的に伸びたという事は、個人、法人の貯蓄が劇的に増加したことを意味します。
(アメリカ政府は銀行口座を持っている個人、法人に日本では考えられないほどの資金のバラマキを2年間に及び、行いました。同時に、市場へも莫大な資金を投じました。さらには、失業者に手厚すぎるほどの失業手当の支給までも行っています)
余談ですが、日本でこの事実が報道されないのは、日本人の不満を呼び起こさないようにするためだと考えられます。(個人への手厚すぎる資金のバラマキが行われたのは"白人"がメジャリティを占める国だけであり、香港、シンガポール等の金融立国では行われていません。要するに、人種差別が行われてきたと見るのが妥当な事でしょう)
この代償が現在の馬鹿げたインフレです。
M2の莫大な伸びで、個人、法人はモノを買い漁り、金融市場へ莫大な額の資金を投機しました。
だから、2020年末には既に商品先物が異様なほどまで急騰し、2019年の高値を明確にうわ抜いてしまっていたわけです。
世界経済がリセッション入りしたと今現在、各種報道機関は報じていますが、このM2の異常な伸びを見れば、2020年の時点から、現在の顛末を容易に予測することは可能だったわけです。
ロシア、ウクライナ戦争のせいでインフレが起きたとメディアはお題目のように繰り返し報じていますが、こんなモノはフェイクに過ぎないわけです。(自分たちの不手際を他国の紛争が原因であると主張する手口)
正しくは拍車をかけたが正解でしょう。
インフレの根本原因は2020年から開始された世界同時多発の(特に市場規模の大きいアメリカでの)超金融緩和です。
沖仁宏
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