日経の前限月(5月限)は、
SQ日の2週間前頃からだったと思いますが急落局面(正確には上昇が終わり急落する寸前)はひたすら
PUT26500買い+PUT26000売りのスプレッド(合成ポジション)で幾度となく利益を得ることのできる相場でした。
オプションの買いと売りを同時にやっていると、両建ての有効性が非常に良く理解できるのですが、さらにはスプレッドを組むタイミングが完璧だと、損失ゼロ(または売りと買いのプレミアムの差額が必ず利益となる)のポジションを取ることができます。
(オプションは裸買いに醍醐味があるのは確かですが、株価の上下動が極端に激しい場合、合成ポジションであるスプレッドにしておいた方が無難な場合があります)
PUTオプションの買いは株価の下落に賭けるので、株価が急落すればするほど(自分がポジションを取った権利行使価格を下回ると)指数関数的な利益につながります。
しかし、急騰すると含み損になりますが、最大損失はそのPUTオプションを購入した時のプレミアム代金に限定されるので、先物売りのようにかつがれて損失が無限に膨らむというデメリットはありません。
PUTオプションの売りは、プレミアムを空売りすることになるので、株価が急騰するほど利益になります。(PUTオプションの場合、株価が急騰するほどプレミアムは急減します)
この両者を組み合わせると既報したPUTオプションのスプレッドの完成になりますが、タイミングが最も重要になります。
急落の直前にPUTオプションを買い、その500円程度下の権利行使価格のPUTオプションを売ります。(売りのタイミングは急落の直前に買ったPUTオプションのプレミアムをその500円下のPUTオプションのプレミアムが上回った瞬間か株価の急落が底打ちしたタイミング等になります。註:PUTオプションの売りから入るのは一般に危険を伴いますので必ず買いから入ります)
こうすると、どんなに相場が上がろうが下がろうが、損失ゼロ(またはプレミアム代の差額が利益となる)のポジションを構築することができるので、日々の株価の乱高下に振り回されることはなくなるわけです。
(昨年の10月か11月頃だったと思いますが、私はPUTオプションの買いと売りのスプレッドで往復(株価の下落と上昇両方)で利益を得ていました)
私はこの両建て主義は、どのような分野にも通用することだと思っており、実際、投資以外の他分野への応用は十二分に可能です。
例えば、心の問題の解決に対してですが、
心の問題の解決に際してもやはり同じことが言え、
心の問題を解決したいと希望しているが上手く行かない場合、(今まで)やってきた(いる)ことのみではなく、それと真逆なことも同時に行うと良いのです。
プラスがだめなら、マイナスも行うようにします。
マイナスがだめなら、プラスも行うようにします。
コインの表も裏も試してみれば、
そうしないケースに比べて、
解決に至る道が見つかる蓋然性は必然的に大幅に高くなります。
一つの方法がダメな場合は、それと真逆な位置に存在する方法を実行していくと活路は開かれて行きます。
沖仁宏
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