潜在意識を書き換え、それによって精神疾患が治るというのはこれもまた嘘です。潜在意識を書き換えることで、アルツハイマー病(精神病)が治りますか?精神疾患というものはアルツハイマー病並みに深刻なものです。そういう病理現象を、潜在意識を書き換えて云々、催眠で云々、そういったものを用いて治すだとかいう主張はすべて嘘である。他方、考え方や思想が変わるというのは潜在意識が書き換えられた証拠です。人間はある特定の情報を反芻して、繰り返されると、確かにそれを信用するようになります。(潜在意識の書き換え)しかしながら、考え方や思想がいくら変わっても、それは所詮、プロテスタントがカトリックに変わったといった程度の話で、そういった思想、考え方というものは気質という最も人間の根幹的な部分に左右されるわけであり、結局付け焼刃でしかない。カトリックに改宗しても、自分の衝動を抑えられず、性行為を行う人は行います。コンピュータで説明すれば、気質はハードウェア、考え方、思想はソフトウェアです。ハードウェアに問題を抱える人が精神疾患です。そういう人において、ソフトウェアである考え方、思想をいくらいじくりまわしても、根本であるハードウェアが狂っているのであれば精神疾患(ハードウェアの問題)が治るはずもない。パソコンはハードウェアが壊れると、何もかもおしまいで、起動しなくなります。精神疾患(より本格的な)とはこれと全く同じ話であり、賢明な方であれば冷静になって考えれば誰にでもわかることのはず。潜在意識を書き換えて精神疾患を治すというのは、これもまた商売のセールストークに過ぎず意味をなさない空理空論なわけです。沖仁宏
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