以前、府中市にある多磨霊園からさほど遠くない所に住んでいたので、この霊園内の道をオートバイで走ったことが何度もあります。横の東八道路は車の行き交う道で、この道をはさんだ反対側には府中自動車試験場があります。ですから、平日でもこの道は人でにぎわっています。ところが一歩霊園内に入るとほとんど人は見当たらなくなるのです。特に夜に走ると、真っ暗闇がどこまでも続いているかのようで不気味にさえ思えました。(霊園なので、当たり前かも知れません。)ところが、春分の日や秋分の日になると、春や秋のお彼岸のお中日ということで、お墓参りの人手でごった返すのです。ふだん見慣れているのが静かな霊園ですから、お祭り騒ぎのようにさえ感じてしまいました。
お彼岸になると最近もう一つのことが思い出されます。それは、以前、地域の理事会で一緒だった人で、もうお亡くなりなった理事長さんのことです。私の担当の関係上よく行動を共にしました。初めは副理事長を担当していましたが、そのときの理事長が転居のためにすぐにやめられてしまい、誰も理事長のやり手のない中で自ら手を挙げて「私がやりましょう。」といって就任したいきさつもあります。こわ面の方でしたが、いつも笑っていました。臨時総会や日曜日の住民との連絡会で、心無いやじやわがままな注文が出されます。ついついけんか腰になってしまう私たちを横目に、そんなときでも平然としていて笑顔を絶やさなかったのです。そんな様子にずい分と励まされたものです。どんな人生を歩んできたのだろうかと興味はありますが、余計な詮索はしないで、今はあのころの笑顔だけを思い出そうと考えています。
人は他人のおこった顔は不快なのでできるだけ思い出さないようにし、自分の記憶から消し去ろうとします。笑顔は思い出すたびにこちらの気持ちをすがすがしくさせてくれるので、度々思い出して忘れずにいます。やはり、笑顔が一番ですね。
カーネル笠井
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投稿日 2008-09-23 12:09
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2008-09-24 09:09
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投稿日 2008-09-24 10:45
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投稿日 2008-09-23 16:50
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