イギリスの右派政党「リフォームUK(Reform UK)」を「ポピュリスト政党」と報じるメディアの姿勢に疑問
5月
5日
「ポピュリズム(大衆迎合主義)」という言葉には定義の幅があり、しばしば否定的な意味合いで使われるため、注意が必要です。
リフォームUKと「ポピュリズム」
「リフォームUK」は、元々ブレグジット党(Brexit Party)としてナイジェル・ファラージ氏が率いた政党で、英国のEU離脱を強く支持しました。
現在の主張としては以下のようなものがあります。
移民規制の強化
国民健康サービス(NHS)の改革
低税率政策
既成政党への不信
国民健康サービス(NHS)の改革
低税率政策
既成政党への不信
ポピュリストとされる理由
メディアが「ポピュリスト」と表現するのは、以下のような理由からです。
既存政治への反発を強調する姿勢
短く耳ざわりのよいスローガンを多用する
複雑な政策課題に対してシンプルな解決策を提示する傾向
ただし、それが「間違っている」「危険だ」とは限りません。
短く耳ざわりのよいスローガンを多用する
複雑な政策課題に対してシンプルな解決策を提示する傾向
ただし、それが「間違っている」「危険だ」とは限りません。
マスコミ報道のバイアス
イギリスの主流メディア(BBC、Guardian、Timesなど)は中道〜中道左派が多く、リフォームUKのような右派政党を批判的に報じる傾向は否定できません。報道の「ラベリング(レッテル貼り)」が無意識の偏見を反映している可能性もあります。
つまり、「ポピュリスト」という言葉が単なる分析的な分類を超えて、価値判断的に使われているなら、その使い方自体に批判的に目を向けるべきです。大事なのはレッテルではなく、彼らの提案や行動が民主主義的で妥当かどうかを冷静に見極めることです。
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