この植物は早い時期に日本へ移入された帰化植物で、日当たりを好みます。 田畑や山を切り開いて鉄道が敷かれると、周辺にほかの植物が生い茂るなかで線路の周りだけ開け、この植物にとって居心地のよい環境になります。 そこから、『鉄道に沿って生える見慣れない草』ということで、明治の人が『鉄道草』と呼んだのでしょう(天野学芸員) ■明治時代に開業し、全国に敷設されていった鉄道は、当時の人々にとって近代化を象徴するめずらしい草だったかも・・・・・歴史を感じます。