投稿日 2024-02-07 22:00
OBON Society Blog
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たすきや千人針を遺族の手に 彦根で戦争遺留品返還式 戦争で亡くなった人の持ち物を遺族に届ける「戦争遺留品返還式」が6日、大津市内のホテルで開かれた。彦根市の岸田五典(いつすけ)さん(79)に、戦死した兄の長次郎さんのたすきと千人針が返還された。 たすきは日章旗をたたんで縫い合わせて作られており、「岸田長次郎君」「亀山村」と書かれていた。亀山村は現在の彦根市にあたる。千人針は武運長久を祈って布に糸を縫い付けたもので、出征する兵士のお守りとされた。 長次郎さんは陸軍軍曹で太平洋戦争末期の1945年7月5日、フィリピン・コタバト州マリダガオで戦死したという。当時28歳で、遺骨などは戻らなかった。...