スシが米国での日本食を牽引し、その他の日本食文化も広げてきたことは間違いない。現在、米国の大都市では、30年前の「開ければ儲かるスシ屋の時代」は終わり、淘汰の時代を向かえたように感じられる。 スシレストランの出店鈍化や閉店に影響しているのは、高騰する魚介類、高価な初期投資、スシシェフの不足、従業員保険等の諸経費が上がったことや非日本人経営の大型店スシレストランの価格破壊で小規模の店が痛手を受けているためと分析する。しかし、第二の牽引役として注目されているのはラーメンを代表するB級グルメである。2万件以上あるスシレストランと比べると、現在米国では5,000~6,000件あるラーメン屋はまだまだ伸...