[ 珈琲は蓋をとって飲もう ]
2月
17日
ヴィドロ、アンブリア、ヴィクトローラ それとも定番のスタバでしょうか?
あなたの御好みの珈琲は何でしょうか? いまやグルメコーヒーのメッカとなったシアトル。 トール・アンド・スキニーは彼氏のことじゃないの?とか、キャラメルマキアートって何なの?なんて言う時代は過ぎました。お好みのコーヒーの一杯がないと仕事も始まらない方も多い事と思います。
ところで、あの紙コップに被さってくるプラスチックの蓋、小さな飲み口の開いているだけのものから、バーガーキングの様に開けた飲み口を塞げるタブの付いた凝ったものまで色々。 動かした時に溢れない様に、飲み口に差し込む栓?までカラフルにデザインされたものが出回っていますが、肝心の問題は飲み方です。 ほとんどの方が、この飲み口から啜って?いるのが普通のようですが、でも、これでは折角のグルメコーヒーが味わえていないのです。
口内に入った食べ物、飲み物の味覚は基本的には、舌の表面と軟口蓋(口内の上壁奥の部分:英語ではソフトパレット)にあるザラザラした感じにびっしりと並んだ味蕾(みらい:英語ではテーストバッド)とよばれる部分によって感じ採られます。 以前は辛味、甘味、苦味など違う部分の味蕾によって別けて感じられていると思われていましたが、その後の研究で味蕾自体には差の無いことが判っています。それでも口内全体の味蕾の共同信号で味覚が脳に伝えられるのは間違いないようです。
コーヒーのフルフレーバーを味わうには動いている車の中などでなかったら、是非あの蓋を外して、ゆっくりと飲んでみて下さい。 口内いっぱいにフレーバーが広がって、いつも飲んでいるブランドでも改めておいしさの再発見があると思います。 味覚には香りも重要なパートナーです。 蓋をしていては香りも判りません。 あの小さな飲み口から啜っているのでは、ワインやお酒をストローで飲んでいるようなものです。 ストローで焼酎なんて考えただけで寒気がしませんか?
おいしい飲み方に気付いていただいても走行中の車内などでは御気を付け下さい。火傷をされても責任はとれません。 その為にカップホルダーがあるのですから。 幸いカップホルダーはリコールされていませんし? それにしてもメルセデスベンツのカップホルダーについては…? 又の機会に御話いたしましょう。