シアトルベンチャー事情 39 - Facebook一考察
1月
17日
映画にもなり、SNSを世界中に認知させたという点では意味が大きいですね。
でもここで考えたいのが、ユーザーの国別、年齢別のDistribution。Facebookユーザーの第二位の国はインドネシアです。一位は当然アメリカ。そして先進国、発展途上国によっても男女、年齢別のユーザー分布図に大きな違いがあります。シアトルのオンラインゲーム会社などはこうした情報をしっかりと分析把握していて、Facebookをどう活用するか研究しています。
Facebookのように世界中を網羅するネットワークより、地域密着型のサービスが本当にビジネスやユーザー=消費者行動に貢献するのではないでしょうか? ベンチャー事情32で取り上げたLocalBloxは、ベースはFacebookと同じですが、タウン雑誌、電話帳、御用聞きなどの地域密着型サービスを狙っています。
数を集めて広告収益を上げるというビジネスではなく、地産地消ではないですが、距離に縛られたSNSサービスも、眼から鱗ではないですが、とてもいいことができるのではないでしょうか?
Facebookの資産価値が2兆円超える?上場の話も出ていますが、どうでしょうか? 生産・製造という実体経済とはかけ離れたアメリカ特有のマネーゲームで一儲けのきな臭さを感じます。
隅々までサービスが行き届く・・日本の出番?
MIXIも数で勝負でなく、質で勝負のモデルへの転換もありではないでしょうか?
MIXIの今後の動きは、日本のガラパゴス化を占う試金石にもなる気がします、。