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- シアトルベンチャー事情 26 - 起業フォローの躓き
春から縁起がいいと思った年頭・・・ある医療関係のベンチャー会社のアジア進出前提でのビジネス企画仕事の契約がスタートしていました。
その一貫で3月には、シアトルで開催された医療関連イベントで、いくつかの地元医療関連企業とそのイベントに参加のために来た中国企業の経営者にインタビュー。それをクライアントのSNSで配信・・・ということで日本人CEOの地元会社や中国の会社とお会いして取材しました。
取材の原稿起こしを担当女性にバトンタッチし、配信予定の4月。予定どおりの資金調達が行かなかったクライアントと契約途中で仕事はストップ。引継ぎはしたのですが、私が窓口からいなくなるという正式挨拶は出来ないまま・・・というのも、内部機密というか外部にどうして?ということから余計な波紋が広がってはいけないということもあって・・・
しかし、立て続けに社員は夏にかけて多くが退社を余儀無くされたようで、取材配信が実際行われたかどうかもわからないまま。そのフォローを怠ったというと客観的にはそうなりますが、難しい匙加減でした。
別件で取材した日本人CEOと最近のやり取りのなかで、取材の件が話題にのぼり、立つ瀬がなかったのですが、ベンチャーにはあることですからと逆に優しいお言葉をかけていただく始末。
実際、ベンチャー起業といろいろな接触、お付き合いする機会が多かった1年半ですが、日本では想像つかない厳しい、本当にリスクを抱えた世界です。
成功はごく一部。でも上手く行かなかった場合のフォローが大切と今回痛感しました。それが小さなことであっても信義、誠意に関するというか自分の心に問い、他人は何といっても自分の筋道はきちんと通すのは大切ですね。
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