シアトルベンチャー事情 7 - Amazon.com
2月
5日
但し、この技術を導入して製品化するためには1年以上はかかるという予想から2010年のクリスマス商戦にKindleにタッチスクリーン版が登場することは期待できないのではないかという消息筋のコメント。
以前NotebookのOEM開発などTandyやDell向けに携わった経験からも1年以内での開発は難しいと想像できますが、最近はModular化が進んだりしているので、案外予想外のことが起きるかも知れません。
ただ2つ言えることは、入力方法にKeyBoardやMouseにタッチスクリーンや音声入力という次の世代の波がきているということ。
そうなるとGUI(Graphic User Interface)からVUI(Voice User Interface)やJUI(Joyful User Interface)へと変革していくということで、アプリケーション開発にはまた新しい波が訪れると思います。
もう1つは、餅屋は餅屋でビジネスと思いつつもサービスを売っていた会社が端末器のようなハードウエアビジネスに参入してきている。Appleがハードウエアビジネスから大きな方向転換というか成功の分岐点になったiTuneというサービスモデルに参入したことから、サービスを持っている会社は強いですね。
逆にいうとハードウエアだけを開発・製造してきた戦後60年の日本経済を支えてきている産業構造。お家芸、職人芸の分野ですが、それだけでは生き残りが難しい21世紀というかインターネット時代に突入しているのは間違いありません。
下手すると既存の放送局(認可ビジネスですが)などのメデイア産業、出版産業なども大規模なパラダイムシフトが迫られる今後10年間かもしれません。