日本人の金融リテラシー(理解・判断能力度)
3月
29日
そして、今朝読んだ日経新聞のプロへの不信記事。
ずっと感じてるのが、日本人には一般的に言って株売買とかお金がお金をうむ錬金術のようなことは合っていないのでは?(もしかして、それは私だけ?) 歴史、DNAよりも戦後の教育に寄るしわ寄せ部分も大きいと思います。米国の金融業界のプロと比べると日本は赤子の手を捻るようなものではと思わざるを得ません。こんなことを言うと日本の業界の方々の怒りを買いそうですが。
会社は株主のものという誤った呪文に洗脳されている部分があるとこれも危険だと思います。大体、目先の利鞘を求めている投資家にとってはその会社の理念や将来など関係なく、1年以内、いや数カ月、数日での利益だけ。 大きな金額になると数時間の利鞘を求めているのでしょう。数年も株を保有してくれるような本当の意味の株主の意見に経営者は耳を傾ける必要はありますが、ハゲタカファンドとも称されるものには経営者は断じて対抗するべきでしょう。そこは数の理論ではなく、価値の理論。
同じく今日の日経新聞に俳優石田純一さんの数字リテラシー対談が出ていました。確かに数字に置き換えて世の中の動きなどを観察する習慣を身につけるのは大切だなと実感。
国の借金が世界最大の財政危機の日本。それなのに多くの日本人は実感がない平和ボケ。
戦後の経済成長や教育の在り方に決別して、新しい日本再生の大きなターニングポイントに日本はあると思います。原発やAIJ不祥事などこうした警鐘に心の傾け、数字でない価値の理解・判断能力度も試されているのが日本でしょう。
10年後、世界のお荷物になっているか、世界から尊敬される国になっているか?
待ったなしの土俵の一番。それが今の日本だと思わざるを得ません。