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コーヒーで賠償 &全米映画“A Walk in the Woods”

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コーヒーで賠償 &全米...
アメリカの大手チェーン

「ダンキン ドーナッツ」は、

店の女性客が、コーヒーを買い

女性は、車を店の前の通りに停めていたため、

コーヒーを持って、車に乗る際に、

道に出ていたスパイクのようなものに、

つまずき、転倒し、熱いコーヒーをかぶってしまった。

そのため、骨も折り、火傷も負った。



その女性は、弁護士を通し、

ダンキン ドーナツの過失であると

弁償金の訴えを起こしていたが、

この度、女性の言い分が通り、

ダンキン ドーナツは、

賠償金 約66万円を支払った。


裁判所は、

お客さんが行き来する道の前に

あってはいけないスパイクが出ており、

店内ではないにしろ、

お客さんを含め、通行人が

怪我をするような物を放置しているのは

過失と判断したのである。




”先だって、うちのオカンが、

朝の散歩中に、歩道の石畳がときたま

やや高くなっているところで、転倒し、

鼻と腕を怪我して、やっと良くなったが、

また、同じ場所でこけそうにになったんで、

オカンは、呪われてる思ったんか、

その場所に塩まいて、

お経をあげて、お祓いして来たと言ってました!

このアメリカで、道端にそんなことする

オカンの方が、呪いより、

よっぽど怖いで!”



















爺っちゃん二人のトンデもハップンなトレイル紀行!

“A Walk in the Woods”


(米国 2015年9月2日公開)

邦題: 日本の劇場公開は決まっていない

ジャンル:アドベンチャー・コメディ

配給会社:ブロード・グリーン・ピクチャーズ

製作会社:ルート・ワン・フィルムズ

監督:ケン・クワピス

製作: ロバート・レッドフォード、ビル・ホールダーマン他

原作:ビル・ブライソン

脚本:ビル・ホールダーマン他

撮影:ジョン・ベイリー

編集:キャロル・リトルトン他

音楽:ネイサン・ラーソン

美術(プロダクション・デザイナー):ゲイ・S・バックリー

俳優:ロバート・レッドフォード、
エマ・トンプソン、
ニック・ノルティ、
ニック・オファーマン、
メアリー・スティーンバージェン、
   クリステン・シャール

映像時間: 1時間44分

お薦め度: ★(4★が満点)




(ストーリー)

トラベルライターのビル・ブライソンは、

長年住んでいたイギリスから

妻と共に生まれ育ったアメリカの東部の州に戻り、

愛する息子家族と一緒に暮らしていた。

知り合いの葬式に参加した時、

裏山を散策していてアパラチアン・トレイルの

案内板を偶然発見する。

でも最近は随分と長い間新しい本を書いていないし、

このまま年老いてリタイアをして

良いのかと彼は思いを馳せる。

そして、アパラチアン・トレイルの

踏破にチャレンジしたくなり、

その準備を始める。

妻は必至にあれこれと理由付けをして止めるけれど、

ビルはどうしても行ってみたくて仕方がない。

妻が出した条件は

たった一つ「1人では行かないこと」であった。

ビルは昔の知り合いに片っ端から電話するけれど、

誰一人として一緒には行ってくれない。

そんな時、長い間音信不通だった

高校時代の悪友のカッツから電話が入り

「一緒に行ってもいいよ」と言う。

こうして合流した爺っちゃん2人は、

約3500キロにも渡るトレッキングの

旅が始まったのだが。




(作品評価)

• この映画は裕福な家庭や大学卒業の

社会的に恵まれた境遇にありながらも

繊細な感受性ゆえに全てを投げ出し

過酷なアラスカの大自然に

立ち向かっていった一人の青年の姿を

描いたショーン・ペン監督・製作・脚本

「イントゥ・ザ・ワイルド」(2007)や、

麻薬・離婚・愛する母の死など

人生のどん底を

リセットすべくパシフィック・クレスト・トレイルの

過酷な1600キロを3ヶ月間掛けて踏破した

実在の女性を描いたリース・ウィザースプーン主演で

撮った「わたしに会うまでの1600キロ」(2014)と違い、

根底にあるものはただの思い付きの

爺っちゃん二人のハイキング映画である。

• 今回舞台になっている

アメリカ三大トレイルの一つである東部の

アパラチアン・トレイルは一番全長が

長く約3500キロもあり、

挑戦をするほとんどの人が途中で

ギヴアップをしてしまうほど過酷なトレイルである。

そのトレイルを、爺っちゃん二人が、

別に大した事のないたわ言や

取り留めて素晴らしいとも思えない出来事に

出会いながら旅を続けるコメディ仕立ての作品。

• また、アパラチアン・トレイルの

素晴らしい景色をうまく臨場感のある映像で

表現しておらず、

折角素晴らしい自然の景色が

ふんだんにあったのに、

何故に上手く撮れなかったのか、

この点も監督の演出にかなり疑問が残る作品。

• アメリカ三大トレイルを踏破した人には、

「トリプルクラウナー」と言う名誉な称号が与えられ、

どうも日本人では過去に二人しかいないようである。

どうせなら、アメリカの中央部を縦断し、

コロラド州を通るコンチネンタル・ディヴァイド・トレイルも

映画化すれば、3大トレイル映画の完成となるのでは。。

• 演技はいつもイマイチだが、

見た目はハンサムなイメージが強かった

ロバート・レッドフォードも、寄る年波には勝てず、

この作品の中では本当にお爺さんとなってしまっており、

年月の経過の恐さを

いつもながら思い知らされることになった。

• 多分、日本では劇場公開はされないと思うが、

よほどロバート・レッドフォードびいきでない限り、

お金を支払って観ると損をしてしまう作品である。




(監督・俳優・製作スタッフ等)

監督は「そんな彼なら棄てちゃえば?」(2009)

他のケン・クワピス、

製作は主演のロバート・レッドフォードと、

彼と一緒に組んで撮った

「ランナウェイ/逃亡者」(2012)の

ビル・ホールダーマン他、

原作はビル・ブライソン

「ビル・ブライソンの究極のアウトドア体験

―北米アパラチア自然歩道を行く」、

脚本はビル・ホールダーマン他が担当、

撮影は「恋愛小説家」(1997)などのジョン・ベイリー、

編集は「ラム・ダイアリー」(2012)の

キャロル・リトルトン他、

音楽は「メッセンジャー」(2013)のネイサン・ラーソン、

美術(プロダクション・デザイン)は

「そんな彼なら捨てちゃえば?」のゲイ・S・バックリー、

主演のビル・ブライソン役には

1960年代から映画スターとして活躍し、

「普通の人々」(1980)ではアカデミー賞の

監督賞を受賞したロバート・レッドフォード、

昔の悪友役のカッツにはこちらも

1970年代から様々な

役柄をこなして来たニック・ノルティ、

英国人のビルの妻役にはエマ・トンプソン、

その他ニック・オファーマン、

メアリー・スティーンバージェンなどが脇を固めている。










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bokushi
bokushiさんからコメント
投稿日 2015-09-22 08:44

お母さん、塩まきはったんやーー。効果があって二度と誰も転ばなければええなぁ。。。
ってか、マクドも前に、同じような熱いコーヒーで訴えられんかったっけぇ??  ほんま、どんなことでいつ何時訴えられるかわからんでぇ。。。。

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cinema
cinemaさんからコメント
投稿日 2015-09-22 14:43

ホンマ、もう転ばんといてほしいです。 コーヒーも、オカンも、みな、どこに災難に遭うか、わかりまへんな。

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