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世界の国の境界線(その2) &映画「ボーダーライン」

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メキシコの麻薬カルテルとの戦いを
壮絶なリアルさをもって描いた作品!

“Sicario”(米国 2015年9月18日公開)

邦題「ボーダーライン」レビュー

  

(KADOKAWAが来年の4月頃公開予定)




ジャンル: 犯罪・サスペンス・アクション
配給会社: ライオンズゲート

製作会社: ブラック・ラベル・メーディア

監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ

製作: モリー・スミス、
ベイジル・イバニク、
トレント・ラッキンビル、
エドワード・マクドネル

製作総指揮: エレン・H・シュワルツ、エリカ・リー

脚本: テイラー・シェリダン

撮影: ロジャー・ディーキンス

編集: ジョー・ウォーカー

音楽: ヨハン・ヨハンソン

美術(プロダクション・デザイナー):
パトリス・ヴァーメット

衣装:レネー・エイプリル

俳優:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン



放映時間: 2時間1分

お薦め度: ★★★★(4★が満点)




(ストーリー)

アメリカとメキシコの国境地帯では

麻薬組織と警察の攻防が激化していて、

もはや普通の道理や正義の

通じない地帯となっていた。

そんな状況下で、若い理想主義者の

FBIのケイト・メイシー麻薬取締り捜査官は、

政府当局から麻薬密売組織の

ボスを逮捕するミッションに

参加するように命じられる。

彼女は、政府の特別捜査官の

マット・グレイヴァーが率いるエリート集団を

支援するためのチームに加わることになる。

ケイトらはチームの謎に満ちたコンサルタントを

務めるアレハンドロの手引きで、

テキサス州のエル・パソの反対側に

位置する世界で一番殺人が多い都市で

無法地帯のメキシコのフォアレスへと

飛び込むで行くのであった。

傭兵が主なメンバーであるこのチームの

過酷なミッションと、

法の領域を超えた活動の中で、

ケイトは自らの価値観を大きく揺さぶられ、

生き残るためにその信念を

変えざるを得なくなって来る。




(監督・俳優・製作スタッフ等)

監督はカナダの中堅監督ながら、

「灼熱の魂」(2010)、「プリズナーズ」(2013)、

それに「複製された男」(2013)で

国際的に認められてきたドゥニ・ヴィルヌーヴ、

製作は「しあわせの隠れ場所」(2010)の

モリー・スミス、「ジョン・ウィック」(2015)の

ベイジル・イバニク、監督と一緒に

「プリズナーズ」(2014)の製作を

担当したエドワード・L・マクドネル他が

担当している、製作総指揮は同じく監督と

一緒に「プリズナーズ」を製作した

ジョン・H・スタークと、「ジョン・ウィック」の

製作を担当したエリカ・リー、

脚本はテイラー・シェリダンが担当、

撮影は過去にアカデミー賞の撮影監督として

12回もノミネートされているハリウッドを

代表する撮影監督のロジャー・ディーキンス、

編集は「それでも夜は明ける」(2014)の

ジョー・ウォーカー、音楽はアイスランド出身の

鍵盤楽器奏者で、

昨年のアカデミー賞にノメネートされた

「博士と彼女のセオリー」を作曲した

ヨハン・ヨハンソン、

美術(プロダクション・デザイン)は

「複製された男」と「プリズナーズ」で

監督と一緒に仕事をしたパトリス・ヴァーメット、

衣装も前述の2作品で監督と

一緒に仕事をしたレネー・エイプリル、

主演の理想主義者の麻薬取締官の

ケイト役には「アジャストメント」(2011)や

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の

エミリー・ブラント、

CIAの特別捜査官のマット役には、

共演には「ノーカントリー」(2007)の

様々な作品に引っ張りだこの、ジョシュ・ブローリン、

謎めいたコンサルタント役の

アレハンドロ役には、「トラフィック」(2000)や

「21グラム」(2003)の

個性派俳優ベネチオ・デル・トロが出演している。




(作品評価)

• 作品の冒頭に題名の「シキャリオ」の

その元々の意味は

「パレスティナを占領したローマの

熱狂者たち」であるが、

メキシコでは“SICARIO”は殺し屋を

意味するとの説明があり、

エミリー・ブラント率いるスワット・チームが

日照りついた土地に建つ一軒家を急襲するシーンから始まり、

その最初のショッキングな緊張感が

作品が終わるまで持続すると言う

稀有な出来上がりの

犯罪・サスペンス・アクション作品と言える。

• ドキュメンタリー・タッチの手法を

多用した監督のドゥニ・ヴィルヌーヴの

演出力には脱帽せざるを得ず

、ヨハン・ヨハンソンの音楽が

とてもシーンにマッチした作りとなっており、

観ている観客があたかも自分が

麻薬戦争の中に居るような

臨場感溢れる作りとなっている。

• 麻薬を消費する金持ちが多い

アメリカの市場を狙い、

最初は単純なコロンビアからの

麻薬のルートだったメキシコだったが、

コロンビアの麻薬カルテルが弱体化した後は、

メキシコの7組織のカルテルがアメリカへの

密輸を支配するようになり、

年間200億ドル(約2兆5千億円)にものぼる

利益を得ようと、カルテル同士の縄張り争いや、

メキシコ政府の軍隊や守備隊との

武力抗争により、国境の街のフォアレスは、

世界一殺人が多い恐怖の街の

レッテルを貼られていた。


• 北欧で大ヒットしたテレビ・シリーズの

アメリカ版の"The Bridge” テレビ・ドラマが

シーズン2まで作られ最近放送されたが、

そのテレビ・シリーズをぎゅっと凝縮して、

アクションを散らばめて、

もの凄く緊張感のある映画に作り直した感じの作品。

• 当初たったの6館ほどの

小規模な公開ながら、驚異的な1館当たりの

アベレージを叩き出し、公開2週目に

約60館に増やし10位に入り、

その翌週の公開3週目には

一挙に約2600館ほど増やして、

みごと10位から3位にまでチャートインをした作品で、

現在アメリカでの累計興行収入は、

約4500万ドル(56億円)で、

大ヒットとは言い難いものの、

そこそこの興収を上げている作品と言える。

• 本作は今年の5月に開催された

第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に

出品された作品で、批評家と観客の

レビューも好評でオスカー・レースでも

注目の1本になると思われる。

また監督はちなみに、ベニシオ・デル・トロが

演じた謎の男を主人公にした続編が

早くも準備をしているとのこと。

• 作品の映像が余りにもリアルで、

壮絶なショッキングなシーンも

多く含まれているので、暴力・残酷な

描写を好まない女性にはお薦めは出来ない。

(そもそも子供はレーティングの問題で

観ることは出来ないと思われる。)








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