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ジーンズは洗わない。 & 映画「マッドマックス」レビュー

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5月15日全米劇場公開映画 「... 5月15日全米劇場公開映画 「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」




長引くカリフォルニアの干ばつが

ファッション業界にも影響を与えている。

ウオールストリート・ジャーナルによると、

南カリフォルニアは、

高級ジーンズの世界最大生産地だ。


ジーンズ生産には、

水が重要で、ビンテージ感を出すための

加工や繰り返し行われるストーンウオッシュ、

漂白や染色などに大量の水が使われている。


世界中で販売されている米国製高級デニムの

75%が南カリフォルニアで生産され、

ロサンジェルス一体では、

180億ドル (約2兆円以上)に上る

ファッション・メーカー売上げ高の8~10%を

高級デニムが占めている。

地域の関連雇用も約20万人に上り、

米ファッション業界最大の生産拠点。


高級ブランド向けの洗い加工や染色を

行っているある会社は、

来年には2台目のオゾン・マシンを購入する計画だ。

水を使わず、酸素から作ったオゾンガスで

ストーンウオッシュや

漂白加工に似た効果を出せる機械で、

使用後のオゾンは酸素に再変換して、

大気中に放出される。

2011年に最初の1台を購入して依頼、

同社の水消費量は50%減り、

月々の水道料が半額になり、

地元地域の助成金を受けている。


また、消費者にも節水の意味もあるが、

平均的なアメリカ人は

ジーンズを2回はくと洗濯するが、

リーバイスのチップ・バーク CEOは、

「10回に1回で十分」と呼びかける

キャンペーンを展開中。

「私は1年前にはき始めたジーンズをまだ1度も

洗っていない。  汚れたらその部分だけを洗って

干せばいい」と発言して話題になった。





  







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"Mad Max: Fury Road”


(米国 2015年5月15日公開)

邦題:「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」
(日本 2015年6月20公開予定)

ジャンル: SF・アクション・ファンタジー
配給会社: ワーナー・ブラザーズ
製作会社: ケネディ・ミラー・プロダクションズ
監督: ジョージ・ミラー
製作: ジョージ・ミラー、ダグ・ミッチェル他
脚本: ジョージ・ミラー、
ブレンダン・マッカーシー、
ニコ・ラソウリス


上映時間: 2時間

お薦め度: ★★★★ (4★が満点)
    

撮影:ジョン・シール

編集:ジェイソン・バランタイン、マーガレット・シクセル

音楽:ジャンキー・XL

美術(プロダクション・デザイン):コリン・ギブソン

俳優:トム・ハーディ、
シャーリーズ・セロン、
ニコラス・ホルト、
ヒュー・キース=バーン、
ライリー・キーオ、
ゾーイ・クラヴィッツ、

    


(ストーリー)
     
核戦争後の終末感ただよう砂漠化した世界で、

妻と息子を殺された無口な元警官のマックスは

とめど もなく放浪を続けていた。

荒涼とした砂漠では人間性は既に失われており、

ほとんど総ての人が生活 の必需品(特に水とガソリン)を

求めて狂ったように奪い合いの戦いをしていた。

ウォーボーイズに捕 まってしまったマックスは、

資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの

砦に連れて行かれる。

巨大なタンクローリーを運転するジョーの

右腕のフュリオサは、目的地への道を突然逸れ、

違う方向に行こうとする。

ジョーの奴隷として囚われていた美女たちを助け、

自由への逃走を開始するのであった。

ジョーを手始めとして砦の主だった者たちは、

それぞれの車と武器を持ってフュリオサを追跡する。

マックスは顔に手錠を掛けられ、

車の先頭に吊るされながらの過酷な追跡が始まる。

フュリオサの配下のニュークスも、

最初は戸惑っていたが、

終にはうまくい逃げおせたマックスとフュリオサを

手伝うようになる。

終にフュリオサの故郷に辿り着くものの、

そこは緑も無くなってしまった不毛の地と化していた。

ジョーの軍団との戦いは過酷を極めていき、

フュリオサも深手を負う。

絶対絶命のピンチを迎えた時、

マックスとフュリオサの決死の反撃が始まるのであった。




(作品評価)

• まず最初に感じた事は、

この作品は「マッドマックス」の第4作目ではなく、

傑作だった第2作目の「マッドマックス2」の

リブート(焼直し)作品である。

「マッドマックス2」は、

ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャー、

それにギレルモ・デル・トロなどに

もっとも影響を与えた作品の一つと言われており、

更にそれをパワーアップさせた感がある。

• 2012年の7月から12月まで、

アフリカのナミビア砂漠で撮影されたと言う

度迫力なノンストップ映像は、

CGやVFXを極力排除して撮影されたリアルな
アクションが満載で、

息つく暇も無いぐらいに素晴らしい出来上がりとなっている。

(最近の映画は、余りにもCGやVFXなどの

特殊効果を使い過ぎで、生の

迫力のあるアクション作品が無くなってしまい

寂しい思いをしていたが。)

• 作品の中に出て来るこれまた度肝を抜く二輪車や

四輪車の改造カーは、2001年に「マッドマックス4」を

製作するために描いたコンセプトアートが下地になっていて、

これらの車両はジョー達が荒地で手に入れたものを、

彼らの砦に運んで、砦の地下施設にある

大量のスクラップ部品から車両の修理や

ハイブリッドによる改造車にした事になっている。

古い車を主体にして作られているので、

車好きな人は、この点からも作品を楽しめると思われる。

• 元々2003年中に撮影して、

2005年ごろに公開予定だった作品だが、

様々な困難(イラク戦争、世界経済の落ち込み、

オーストラリアドルの高騰によるオーストラリア経済の不安定、

メル・ギブソンがこの映画に興味を失い、

また彼の個人的な問題等)の為に、

結局3作目の

「マッドマックス/サンダードーム」以来

約30年も経ってしまったが、全くジョージ・ミラーの

監督としての演出力は失せておらず、

その鬼才ぶりを十分に発揮させている。

• 一つだけ難を言えば、

あれだけの虐げられている民衆が砂漠の中で

どうやって生きていけるのか、リアルなところも

知りたいところだ。







(監督・俳優・製作スタッフ等)

監督は1979年に初長編作の

オリジナルの「マッドマックス」を撮り、

オーストラリアの興行史を塗り変える大ヒットとなり、

その後「マッドマックス2」と

「マッドマックス/サンダードーム」を撮った

オーストラリア出身のジョージ・ミラー

、製作はジョージ・ミラーと、

彼と一緒に1995年に大ヒット作となった「ベイブ」などを

製作したダグ・ミッチェル他が担当、

脚本は同じくジョージ・ミラーと新人の

ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラソウリスが担当、

撮影は1996年の「イングリッシュ・ペイシェント」で

アカデミー撮影賞を取っているジョン・シール、

編集は2012年にリメイクされた「華麗なるギャツビー」を

担当したジェイソン・バランタイン他、

音楽は2014年の「ダイバージェント」などを

担当したジャンキー・XL、

美術(プロダクション・デザイン)は

1994年の「プリシラ」の美術を担当したコリン・ギブソン、

主演のマックス役には

2012年の「ダークナイト ライジング」や

2014年の「ザ・ドロップ」などで主役を張った

英国俳優のトム・ハーディ、フュリオサ役には

2003年の「モンスター」で

アカデミー賞の主演女優を取ったシャーリーズ・セロン、

ニュークス役には2013年に「ウォーム・ボディーズ」と

「ジャックと天空の巨人」で

主役を張ったニコラス・ホルト、ジョーの

奴隷として囚われていた美女の一人に

ゾーイ・クラヴィッツなどが出演している。







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