レストランはデザートで損！＆映画「Unfriended」レビュー
4月
29日
全米劇場公開映画「Unfriended」 レストラン側は、デザートを頼まないでほしい。
これはアメリカの場合だが、日本でも同じじゃないかな。
レストランで、女性はデザートをよく注文するが、
これで、レストランも儲けているなと
思っていたが、
レストラン業界の「本音」は、
ワシントン･ポストによると、
食事の最後にサーバーがデザートはいかがですか？
と尋ねてくるが、お客さんが注文せずに早く席を立って
帰ってくれる方が、レストランにとってはありがたい。
ジョージ・メイソン大学のタイラー・コーウエン教授（経済学）は、
「ただでさえ飲食店を黒字経営するのは大変だ」と話す。
たいていのレストランは、利幅が大きいドリンクで
稼いでおり、食べ物では「もうけ」を出せない。
デザートも同じだ。 食料品の値段が上がる昨今は
余計にそうだが、お客さんもそう簡単に外食にかける
お金は増やさない。 中級クラスのレストランでは、
お客さんが食事にかけるお金は一人３０ドルが限界だという。
「デザートとなればさらに安くなる。」と教授。
美味しく作るためには良い食材が必要だが、
デザートに２０ドルも払うお客さんはいない、という
ジレンマもある。 自家製デザートを出すには
専門のシェフを雇わなければならず、
キッチンスペースも余計に必要だ。
レストランの成功は回転のよさにかかっている。
デザートをお客さんが頼むと回転は悪くなり
デザートを注文をして、テーブルに運び、
お客さんが食べ終わるまで、
デザートで、３０分から１時間が
かかるのである。 その時間を
次のお客さんを入れたほうが
良いのである。
”という訳で、デザートを頼んで
大きな顔しちゃいけないんだね。。。”
まあ、観ていて途中、出て行きたかったほど
つまらない映画は、
“Unfriended”
（米国 ２０１５年４月１日公開）
「SNSの友達解除」
ジャンル： ホラー・スリラー・スーパーナチュラル
上映時間： ８３分
お薦め度： ★ （４★が満点）
配給会社：ユニバーサル・ピクチャーズ
製作会社：バゼレヴス・プロダクション
監督：レヴァン（レオ）・ガブリアゼ
製作：ティムール・ベクマンベトフ他
製作総指揮：ジェイソン・ブラム
脚本：ネルソン・グリーヴス
撮影：アダム・シッドマン
編集：パーカー・ララミー、アンドリュー・ウェスマン
美術（プロダクション・デザイン）：ハイディ・コレト
俳優：ヘザー・ソッサマン、カル・バーンズ他無名の若者俳優
（ストーリー）
高校生のローラがパーティで酔い潰れたあわれな姿を
何者かに撮影された挙句YouTubeに投稿され、
それが話題となり拡散してしまう。
ネット苛めに合い、
その事で心に深い傷を負ったローラは、
終には拳銃自殺をしてしまう。
その一年後の命日に、
ローラの仲の良かったクラスメートの
６人がスカイプのチャットを楽しんでいたところ、
見知らぬ７人目が登場をする。
誰がビデオを流したのかを教えないと、
さもなくば死んで貰うと言う。
ゲームが始まり、ゲームを抜けたり、
嘘を言えば死が待っていた。
その後、６人に超常現象が襲い掛かかり、
一人一人残酷な殺し方で死んでいく。
（作品評価）
• エンドクレジットを除けて、
約８０分間のほどの間ずっとコンピューターの
スカイプのスクリーンを映し出すと言う
今までにない時代の先端をいくような
若者受けする斬新な作りの作品であった。
• 当初、この作品の題名は、
「仮想空間」（サイバー）での「超常現象」（スーパーナチュラル）
と言う事で、二つの言葉を合わせた造語の
”Cybernatural”と名付けられていたが、
SNSの友達リストから外す（友達解除）と言う意味の
”Unfriended”にタイトルを変更したようだ。
• 映画のプロットが、
サイバー上の超常現象と言うふれ込みなので
分からないでもないが、
観ていて辻褄が合わないところが多いのと、
若者がただただパニックたり、
怒鳴り合ったりしたりと
何ら怖いと感じるところも無く、
また観ていて謎解きをする楽しみも無い、
酷い作品だ。
• 製作予算は１００万ドル（１億２千万円）ぐらい
使っているらしいが、
折角映像的な斬新さがあったのに、
全編をスカイプのスクリーンだけ見せるのはなく、
ウェス・クレイヴン監督の「スクリーム」や、
同じ超低予算の
オーレン・ペリ監督の「パラノーマル・アクティビティ」の
ようなもっと興味深い謎解きやじわっと身に迫るような
恐怖感の作品に仕上げて欲しかった。
• 日本では絶対劇場公開されないので安心だが、
お金を払って観たら
腹が立って仕方がない作品になります。
（監督・俳優・製作スタッフ等）
監督は２０１１年の「エターナル 奇蹟の出会い」などの
レヴァン（レオ）・ガブリアゼ、
製作は２００４年のロシア国内の興行記録を
塗り替えた「ナイトウォッチ」などを製作した
ティムール・ベクマンベトフ他が担当、
製作総指揮は「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや、
「インシディアス」シリーズ、
また「ザ・パージ」シリーズと、
近年のホラー映画のヒット作を
ひとりで担ってるかのようなジェイソン・ブラム、
脚本・撮影・編集・美術などは
総てインディ系の無名のテクニカル・クルーが担当、
出演者は自殺をするローラ役には
２０１４年の未公開作品の
「Ｍ10.0ロスアンゼルス大地震」などの
ヘザー・ソッサマン他総て無名の若手俳優が出演している。
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