スノージャンプ大流行 &映画「6才のぼくが。。。」レビュー
2月
19日
"祝” 旧正月 !
ロサンゼルスは、大変良い天気に恵まれ、
日中は25度くらい、
東のマサチューセッツ州のボストンでは、
また大雪のため、
いかにも、
アメリカ人らしい発想で、
大雪の中に、ビルの窓から
飛び降りが流行ってしまい、
とうとう、ボストン市長が
テレビで止めるように注意を呼びかけた。
「6才のボクが、大人になるまで。」をレビュー。
もし、
この作品がアカデミー賞の
作品・監督賞を取れば、
アカデミー会員の、
あの爺いたちは、
全員死刑です!
作品を観る目と言うか、
評価する力が無い!
一人の少年とその家族の変遷を
12年間に亘って描いた
ドキュメントドラマ作品
“Boyhood”(米国2014年7月11日単館系公開)
邦題:「6才のボクが、大人になるまで。」
日本劇場公開:2014年11月14日/東宝東和
ジャンル:青春・家族ドラマ
放映時間: 2時間45分
お薦め度: ★★ (4★が満点)
(ストーリー)
テキサスの田舎町に住む6歳の少年メイソンは、
母のオリヴィアと姉サマンサとの3人暮らし。
父親のメイソン・シニアは離婚して
アラスカに放浪の旅に出てしまった。
シングルマザーとなったオリヴィアは、
キャリアアップを目指して大学への入学を決意し、
メイソンとサマンサを連れて
祖母の居るヒューストンに移り住む。
そこで多感な思春期を送り始めたメイソンは、
やがて母の再婚や風来坊の父との交流、
そして初恋と、様々な経験を重ねていき、
18歳となり高校を卒業して、
大学の寮生活を始めるのであった。
(作品評価)
• このリチャード・リンクレイターという監督は、
とてつもない発想をする人物のようで、
6歳から18歳になるまでの12年間もの間、
節々で少年から青年に成長していく過程を取り続け、
また家族役を演じる俳優たちも
12年間に亘って撮り続けるという
今までにない撮り方の作品なので、
その点に関しては画期的で
オリジナリティがあり、
頭が下がる思いがする。
• 内容的には2時間45分の冗長な作品ながら、
描いているのはただ単に一人の少年と
彼の家族のドラマであり、
映画としての抑揚のある見せ場や、
また俳優の卓越した演技による
感動的なシーンも無いまま、
主人公のメイソンが大学生になり、
寮に入るころで終っている。
• 一人の少年を描く過程も、
まったく趣向を凝らしたり、
考え抜いたりした作りとはなっておらず、
ただ急に少年や彼のお姉さんが
成長して画面に出て来るだけなので、
もっと工夫をして何かのテロップを入れるなり、
ナレーターが説明をするなり、
12年間の成長がのんべんだらりと作品の中で
綴られているだけ。
• 監督のリチャード・リンクレターが住む
テキサス州のヒューストンで、
自分の家や知人の家を使い、
また過去に一緒に仕事をした仲間に
ボランティアのような報酬でやって貰い、
自分の娘を俳優として出したりと、
なるべくお金が掛からないようにしたのであろうが、
イマイチ素晴らしいとは言い難い作品です。
(監督・俳優・製作スタッフ等)
監督・脚本・製作は「ビフォア・サンライズ」、
「ビフォア・サンセット」、それに「ビフォア・ミッドナイト」の
「恋人までの距離」3部作を
20年掛けて撮ったリチャード・リンクレイター、
製作は監督のリチャード・リンクレイターの他に、
2003年の「エイプリルの七面鳥」などの
ジョナサン・セリングと監督と一緒に
「恋人までの距離」などを製作し
たジョン・スロス、
撮影は同じく監督と「恋人までの距離」の
2作品を一緒撮ったリー・ダニエル他、
編集も同じく監督と「恋人までの距離」の
3作品を一緒撮ったサンドラ・エイデアー、
音楽は今年の主な映画賞を多く受賞した
「グランド・ブタペスト・ホテル」など数々の
映画音楽を担当している
ランドール・ポスター他が担当、
美術(プロダクション・デザイン)は
どうも新人のロドニー・ベッカー、
衣装デザインは2012年の
「MUD マッド」などのカリ・パーキンスが担当、
主演のメイソン役には
オーディションで選ばれた
当時6歳だったエラー・コルトレーン、
母親のオリヴィア役には古くは
「トゥルー・ロマンス」を始めとして
数々の映画に出演していて、
今年のアカデミー賞の助演女優賞に
ノミネートされ、オスカーが有力視されている
パトリシア・アークエット、
母と離婚をして放浪癖があり、
余りしっかりとしていない父親役にイーサン・ホーク、
メイソンの姉役には監督の
実の娘であるローレライ・リンクレイターなどが
出演している。
配給会社:IFCフィルムズ
製作会社:IFCプロダクションズ
監督:リチャード・リンクレイター
製作:リチャード・リンクレイター、
キャサリーン・サザーランド、
ジョナサン・セリング、
ジョン・スロス
脚本:リチャード・リンクレイター
撮影:リー・ダニエル、シェーン・ケリー
編集:サンドラ・エイデアー
音楽:ランドール・ポスター、メーガン・カリアー
美術(プロダクション・デザイン):ロドニー・ベッカー
衣装デザイン:カリ・バーキンス
俳優:パトリシア・アークエット、
イーサン・ホーク、エラー・コルトレーン、
ローレライ・リンクレイター、
マルコ・ベレラ
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絶対に使ってほしい、この2つ!
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