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クリスマス豆知識 / 「博士と彼女のセオリー」レビュー

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クリスマス豆知識 / 「博士と...

Blog#38

サンタクロースの着ている服の

赤に白の縁取りの袖と裾は、

昔、コカコーラの宣伝で使われて、

赤の色が浸透したそうです。

その前は、サンタクロースは紫を着ていたりで、

決まってなかったそうで。


ミスツルツー(Mistletoe)って、

今日ではクリスマスの飾りとして広く用いられる。

ヨーロッパではオウシュウヤドリギが、

北アメリカでは Oak Mistletoe が使われる。

クリスマスでの風習の1つとして、

ミスツルトーを束ねた飾りの下で出会った2人は

しても良い、または、ミスツルトーの下にいる異性と

キスしても良いとされている。

クリスマスになると、

小さく束ねたミスツルトーが、スーパーなどで、

売られている。  

これを、飾りとして家の柱などにぶら下げるのです。



“The Theory of Everything”(米国2014年11月7日 公開)

のレビューです。

邦題:「博士と彼女のセオリー」

日本での劇場公開:2015年3月劇場公開予定(東宝東和)

ジャンル:ロマンス・伝記ドラマ

放映時間: 2時間4分

お薦め度:★★★★ (4★が満点)


感動的でほろ苦い人生の中にも忘れないユーモアが光る佳作 

何よりもリアル感を出していたのは、ステーィブン役の

エディ・レッドメインの体を張った演技と、

ジェーン役のフェリシティ・ジョーンズの迫真の演技と言える。 


(ストーリー)
1960年代初頭、

ケンブリッジ大学で物理学を学んでいた

スティーヴン・ホーキングは、

同じ大学で文学を学んでいるジェーン・ワイルドと出会い、

二人は恋に落ちる。

しかし、スティーヴンは治癒が不可能な難病を患い始め、

余命2年と宣告され、

ジェーンとの恋愛に終止符を打とうとする。

しかし、両親などの反対を押し切り、

彼女は諦めず、終に二人は結婚する。

病気は進行したものの、途中で進行は止まり死だけは免れる。

重度の身体障害者となったスティーヴンだが、

脳には病気が及ばず、

「ブラック・ホール」の理論で博士号を取得、

また二人の間には二男一女の子供を3人も授かる。

その後、様々な重要な宇宙や時間などの

著書を執筆するものの、

終に声までも失い、音声をデータで介した機械を得て

コミューニケーションを出来るようになる。

その音声データの使い方を教える

看護士のエレイン・メイソンと出会い、

彼女と気持ちが通じ合えるようになっていき、

ジェーンとは離婚をしてしまう。

その後、スティーヴンとジェーンと大きく成長した子供たち3人の

皆でエリザベス女王に面会をして、勲章の授与を喜び合うのであった。


(作品評価)
この作品はホーキング博士の最初の

奥さんであるジェーン・ホーキングさんが書いた自伝を

基に映画化したものであり、

人間は如何に過酷な状況に置かれていても、

人と出会い、恋をし、愛するようになって、

しかし別れが来ると言う人生の真理を時には

ユーモアや優しさを持って描かれている作品なので、

総ての人に是非観て貰いたい作品です。

ホーキング博士が理論物理学者となり、

宇宙の起源の解明に挑み、

ブラックホールを始めとする現代宇宙論にどのようにして考察し、

また影響を与えたかと言う点に就いては

さほど詳細には描かれていないので、

そこに不満が残る人も居るかも知れません。

しかし、基本的にはホーキング博士とジェーンとの関係を

軸に描かれた作品なので、

その点はご容赦を願いたいと思いますが。

主演のエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズは、

若手でさほど名が知られていた俳優ではありませんでしたが、

この作品の中ではホーキング博士と

ジェーンになりきった感がある演技をしており、

特にホーキング博士役のエディ・レッドメインは、

ホーキング博士が乗り移ったのではないかと思えるぐらい

素晴らしい演技でした。

ホーキング博士がプレミアでこの作品を観た時、

涙して満足していたと言う事は納得が出来ます。

今年のゴールデン・グローブ賞のドラマ部門の

作品賞・主演男優賞・主演女優賞にノミネートされており、

是非ベストを取って貰いたい作品と言えます。

脚本を書いたアンソニー・マッカーテンは、

ジェーン・ホーキングが書いた2004年の原作を読んでから

映像化される保証がないまま脚本を書き始め、

何度もジェーンのもとに通い脚本を書き直し、

その後3年掛けてホーキング博士から映画化の許諾を得て、

やっと昨年の2013年から映画のプリプロが始まり、

今年完成をして劇場公開をすると言う足掛け10年の

映画プロジェクトになったようです。



配給会社:フォーカス・フィーチャーズ(ユニバーサルの下部組織)

(監督・俳優・製作スタッフ等)
監督は2008年の「マン・オン・ワイアー」で

アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を

受賞したジャームズ・マーシュ、

製作は2012年の「レ・ミゼラブル」などの

ティム・ビーヴァンとエリック・フェルナー

及び2005年の「最後に恋に勝つルール」などの

リサ・ブルース、脚本はアンソニー・マッカーテンと

原作者のジェーン・ホーキングが担当、

撮影は今年公開された「誰よりも狙われた男」などの

ブノワ・ドゥローム、音楽は鍵盤楽器奏者で

2009年の未公開作品の「ラブ・クライム」の

音楽を担当したヨハン・ヨハンソン、

編集は今年劇場公開をした「私は生きていける」などの

ジンクス・ゴッドフリー、

美術(プロダクション・デザイン)は

2013年の「アバウト・タイム」などの

ジョン・ポール・ケリー、

主演には「マリリン 7日間の恋」や「レ・ミゼラブル」などの

エディ・レッドメインと「今日、キミに会えたら」で

幾つもの映画賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ、

共演には「奇跡の海」でアカデミー賞に

ノミネートされたエミリー・ワトソンが出演している。



製作会社:ワーキング・タイトル・フィルムズ

監督:ジェームズ・マーシュ

原作:ジェーン・ホーキング
(“Travelling to Infinity: My Life with Stephen”)

製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース他

撮影:ブノワ・ドゥローム

脚本: アンソニー・マッカーテン、ジェーン・ホーキング

音楽:ヨハン・ヨハンソン

編集:ジンクス・ゴッドフリー

美術(プロダクション・デザイン):ジョン・ポール・ケリー

俳優:エディ・レッドメイン、
フェリシティ・ジョーンズ、
エミリー・ワトソン






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