新!史上最強の「魔性の女」はあの京都か?!
12月
14日
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Blog#32
京都連続不審死殺人事件と
一致するものがあると、
少し古い映画の
「ブラック・ウィドー」をレビューします。
先ずは、あらすじを読んで下さい。
大変良くできた映画で、
今だから、DVDを借りてぜひ観て下さい。
“Black Widow”
(米国 1987年2月6日 公開)
邦題:「ブラック・ウィドー」
ジャンル:犯罪・サスペンス・ミステリー
配給会社:20世紀フォックス
お薦め度:★★★★ (4★が満点)
(ストーリー)
キャサリンは強烈なセックス・アピールで
富豪の独身男性に近づき結婚し、
やがてその相手を殺し遺産を
相続すると姿を消すと言うことを
繰り返していた。
しかし、
司法省捜査局の女職員のアレックス・バーンズは、
連続して起こる富豪の
死亡事件に疑惑を抱き、
上司や同僚の反対にも拘らず
独自の調査を進め、
やがてキャサリンの姿を見つける。
ハワイに飛んだキャサリンを追いかけ、
アレックスは2人が自然と
知り合うように持っていく。
しかし、パーティーに招待したアレックスが
何かさぐっているのを察知したキャサリンは、
アレックスにとんでもない罠、
今度の夫殺しの犯人に仕立てようとするのであった。
(作品評価)
このブログでは、
主に新作の映画やテレビ・シリーズなどを
取り上げているが、
昨今テレビ、新聞、週刊誌などで騒がれている
オバンゲリオンの筧千佐子(山下千佐子)が、
次々と結婚をしては、
青酸化合物を飲ませ結婚した相手の男性を
殺していくと言うニュースを見て、
すぐにこの作品が頭に浮かんでしまった。
世の中にファム・ファタール(魔性の女)は
必ずいるのですが、
中国では、国を滅ぼすほとの美女のことを
「傾国の美女」と言いますし、
西洋では古くはトロイのヘレン(ヘレネ)や
クレオパトラなども有名なのですが、
今回は何であんなババアがファム・ファタルやねんと
思ってしまいます。
女が男を殺すのは簡単です。
食事の中に分からないように毒を
入れれば良いからです。
この映画も上手く毒を使って
結婚した富豪の男性を次々に殺していき、
財産を得ては、とんずらをして、
次の獲物を探すところから、
毒クモの一種で交尾の後男性蜘蛛を喰ってしまう
「ブラック・ウィドー」をタイトルに据えたので、
なかなか素晴らしいタイトルだと思います。
ファム・ファタールの他の名作映画としては、
1958年のキム・ノヴァックの「めまい」や
1981年のキャサリーン・ターナー主演の
「白いドレスの女」などがあります。
(ブライアン・デパルマの題名もその名通りの
「ファム・ファタール」は、
最後が「夢落ち」と言う駄作ですね。)
製作会社:アマーセント・フィルムズ
監督:ボブ・ラフェルソン
製作:ハロルド・シュナイダー
製作総指揮:ローレンス・マーク
撮影:コンラッド・L・ホール
脚本:ロナルド・バス
音楽:マイケル・スモール
美術:ジーン・キャラハン
編集:ジョン・ブルーム
俳優:デブラ・ウィンガー、
テレサ・ラッセル、
サミー・フレー、
デニス・ホッパー、
テリー・オクィン、
ダイアン・ラッド他
上映時間:1時間42分
(監督・俳優・製作スタッフ等)
監督は1970年の名作「ファイブ・イージー・ピーセス」
や4度目のリメイクの1981年の
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」などの
ボブ・ラフェルソン、
製作は1978年の
秀作ドラマの「天国の日々」などを
製作したハロルド・シュナイダー、
脚本は1999年の「エントラップメント」などの
ロナルド・バス、
撮影は「明日に向って撃て!」と
「アメリカン・ビューティ」で
2度のアカデミー賞を取った
コンラッド・L・ホール、
音楽は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で
監督と仕事をしたマイケル・スモール、
編集は1992年の「ダメージ」などの
ジョン・ブルーム、
美術(プロダクション・デザイン)は
1987年の「愛は静けさの中に」などの
ジーン・キャラハン、
主演には1982年の名作「愛と青春の旅だち」や
1983年の「愛と追憶の日々」で
アカデミー賞に何度もノミネートされた
デブラ・ウィンガー、
共演には数々の映画やテレビ・シリーズに
出演しているが、この作品が一番の代表作となる
テレサ・ラッセル、
その他デニス・ホッパー、
サミー・フレイ、
テリー・オクィン、
ダイアン・ラッドなどが脇を固めている。