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米国は昨日からX’masだよ!&「バードマン」の再レビュー。

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米国は昨日からX’masだよ!...
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Blog#20

昨日も言いましたが、

アメリカは、感謝祭が終わった翌日から、

クリスマスへと突入するといったところですが、

それなんで、早、もうクリスマスカードが、昨日、届きました。

ラジオも、クリスマスソングばっかりになるし、

この週末で、商店はクリスマスの飾り、

家々でも飾りが始まります。

10月に日本へ行ったときは、

すでにデパートはクリスマス飾りしてたけど、

もうちょっと、待てよって言いたかったよ。



「バードマン」のレビューが盛況だったので、

興味ない人には申し訳けないのですが、

アンコールに答えて、詳細な再レビューをします!



俳優の浮き沈みの怖さをまざまざと見せつけた怪作    

“Birdman”(米国 2014年10月17日 公開)

邦題:「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
日本での劇場公開:2015年春

配給会社:20世紀フォックス

監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ

脚本:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、
ニコラス・ヒアコボーネ、アルマンド・ボー他

撮影:エマニュエル・ルベツキ

音楽:アントニオ・サンチェス

編集:ダグラス・クライズ、スティーヴン・ミリオン

製作:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、
アーノン・ミルチャン、ジョン・レッシャー他

キャスト:マイケル・キートン、
エマ・ストーン、
エドワード・ノートン、
ナオミ・ワッツ、
ザック・ガリフィアナキス、
エーミー・ライアン他

上映時間:1時間59分
お薦め度:★★ (4★が満点)


(ストーリー)

かって「バードマン」と言う映画の中の

スーパーヒーローを演じた主人公のリーガン・トムソン

という俳優は、今ではただの初老の男性になってしまい、

失意の中で日々を送っていた。

再起と復活を賭けて、親友の弁護士と一緒に有名な

レイモンド・カーヴァーの短編を自ら脚色し、

お金出し、ニューヨークのブロードウェイの劇場で

「愛について語るときに

我々の語ること」を上演しようとしていた。

そんな時、出演俳優が交通事故で大怪我を負った為に、

ブロードウェイの実力派俳優のマイク・シャイナーを

迎えるが、彼の才能ある演技はリーガンの脅威となり、

事あるごとにぶつかり始める。

麻薬常習のリハビリから戻った娘のサムとは、

なかなか愛情は伝わらず、

別れた女房とは、劇を続ける為のお金を工面する為の

自宅の売却の件でぶつかり合い、

ブロードウェイの大御所批評家にはプレヴューの劇を

ぼろくそにこけ下ろされてしまい、

公私にわたり精神的に追い込まれていく。

そんな時、かってのスーパーヒーローの

バードマンが現れ、ますます彼を追い込んでいき、

終には現実と空想の世界が判らなくなってしまい、

舞台で本当の銃で自分を撃つのだが、

そのスーパー・リアリズム的な演技が

大評判になるのであった。



(監督・俳優・製作スタッフ等)

監督、脚本、製作を手がけた

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、

別々の何の脈絡もないストーリーを一つのオブジェや

テーマで繋ぎ、昇華し、完結させるのが上手い映像の魔術師

とも言えるメキシコの俊英監督で、

1999年の犬が重要な鍵となった「アモーレス・ペロス」、

魂の重さを具現したテーマの2003年の「21グラム」、

一丁のライフル銃を巡るストーリーが入り込み、

世界中で物語りが同時進行していく2006年の「バベル」など

挙げられる、

脚本は監督の他に「BIUTIFUL ビューティフル」などで

一緒に脚本を書いたニコラス・ヒアコボーネや

アルマンド・ボー、撮影は「ゼロ・グラビティ」で

アカデミー賞を受賞したエマニュエル・ルベツキ、

音楽は「New Life」で第55回のグラミー賞を取った

アントニオ・サンチェス、編集は「バベル」など

ずっとイニャリトゥ監督と仕事をしている

ダグラス・クライズとスティーヴン・ミリオン、

製作は監督の他New Regency Picturesを率いて

数々のハリウッドの名作や大作を製作して来た

アーノン・ミルチャンと、「21グラム」や

「バベル」で監督と一緒に仕事をして来た

ジョン・レッシャーなどが担当をしている。

共演者の俳優たちは、総て凡庸な演技だが、

一人だけあの頭が少しおかしなコメディ専門の

俳優であるザック・ガリフィアナキスが、

主人公の親友役で心配症な弁護士役で、

なかなか特筆すべき演技であった。



(作品評価)

イニャリトゥ監督の今までの作品とまったく違う製作様式の

全編をワンカットのカメラで撮影し、

撮影場所もブロードウェイの劇場とその周辺に絞り込んだもので、

内容も今でのシリアスな人間ドラマと違い、

落ち目の俳優が再起を賭けた舞台劇のオープニング前に

その俳優が空想の昔のスーパーヒーローだった頃の

自分の幻聴や幻覚と闘い、

またプレッシャーに押し潰れそうな今の現実との間を

彷徨うブラックコメディの設定だが、

実は監督自身の苦悩と焦燥感と才能の枯渇を

具現した作品ではないかと思われる。

マイケル・キートンは、ここまでやるかと言うぐらいの

恥も外聞もかなぐり棄て、プレッシャーに押し潰れそうに

なりながら娘・親友・別れた女房・愛人・究極的には

観客までに愛を求めて苦悩する演技には脱帽をするし、

多分来年のアカデミー賞には主演男優賞で

ノミネートされると思われるが、

全体としての作品の出来はただただ主人公が自分の苦悩を

延々と喋くりまくったり、

時たま見せる超人的なパワーを余り意味もなく撮っているので、

この手のブラックコメディ的な作品に興味の無い人には

お薦め出来ない作品と言える。



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