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- 隣の偏屈オヤジ、ビル・マーレーの "St. Vincent"
Blog#8
オレオレ詐欺って、アメリカにもいました。
今朝、IRS(アメリカの税務署)から突然の電話で、
貴方のファックスマシーンの支払いが滞って、
その支払いと税金を直ぐに払わないと、
我々は警察を呼ぶという電話でした。
まったく、意味不明。
IRSが我々市民に連絡がある時は、
電話はかけてきません。
でも、こういうのって、腹立たしいのは、
あの時、ヤツにもっと何かギャフンと言わせる
ギャグが、ナンデ出てけへんかったんやろ。。
自分の人間の薄さやなあ。。。
(最後の欄に教訓あり。)
以上は、映画のストーリーではなく、
今朝、本当にあったことです。
これからが、映画のレビューです。
お間違いのないようにね。
“St. Vincent”(米国 2014年10月10日 公開)
邦題:未定 (日本での劇場公開は未だ決まっていない)
監督・脚本:セオドア・メルフィ
撮影:ジョン・リンドリー
音楽:セオドア・シャピロ
編集:サラ・フラック、
ピーター・テッシュナー
製作:ピーター・チャーニン、
セオドア・メルフィ、
ジェノ・トッピング他
キャスト: ビル・マーレイ、
メリッサ・マッカーシー、
ナオミ・ワッツ、
ジェイデン・リープヘル(子役)、
テレンス・ハワードなど
上映時間:1時間43分
お薦め度:★★ (4★が満点)
(ストーリー)
両親が離婚をした為に、
母の故郷の町に引っ越して来たオリバー少年は、
母親が仕事で忙しいために、
隣に住む人間嫌いで、卑猥で、快楽主義の
飲んだくれの元戦争兵士の不良オヤジの
ヴィンセントに、隣という便利さもあり
ベイビーシットをして貰うことになる。
しかし、この破天荒なベイビーシッターは、
オリバー少年に喧嘩の仕方は教えるは、
競馬場や酒場に連れて行くなど
ベイビーシッターあるまじき行為をするが、
その中で二人は奇妙な友情や、
不思議な子弟の関係を築いていくことになる。
(監督・俳優・製作スタッフ等)
元々コメディ作品や
ウェス・アンダーソン監督作品
(初期の「天才マックスの世界」は
コメディ作品としては傑作)のちょっと風変わりな作品に
出演しているビル・マーレイが地のままに
主役を演じており、
隣に引っ越してくる離婚をして
一生懸命働いている母親にメリッサ・マッカーシー、
その12歳の息子にジェイデン・リープヘル、
ストリッパーで妊娠をしているロシア系の女性に
ナオミ・ワッツ、
ノミ屋で借金の取立てをする男にテレンス・ハワード、
監督・脚本は今まで目立った作品を撮っていない
セオドア・メルフィ、
撮影は「ラスト・ソング」などのジョン・リンドリー、
音楽は「LIFE!」などのセオドア・シャピロ、
製作は「猿の惑星:新世紀(ライジング)」などの
ピーター・チャーニンや
映画の「チャーリー・エンジェル」シリーズを製作した
ジェノ・トッピングなど。
(作品評価)
当初の2週ほど単館規模の68館ほどで
劇場公開をした後、2000館以上の拡大公開され、
現在(11月16日付け)までで
約3300万ドルを稼いでおり、
これからもまだ興行収入は伸びるので、
製作費の約1300万ドルを考慮すれば、
製作・配給先のワインシュタイン・カンパニーも
損はしていないと思われる。
残念ながら、少し盛り上がりに欠ける作品と思われ、
余りにも坦々とストーリーが展開していき、
やっとオリバー少年が学校の発表会で生身の人間で
欠点はあるが、ヴィンセントが聖人であると発表する
シーンが一番盛り上がったところで、
後はただただヴィンセントの
悪オヤジぶりが発揮するシーンが描かれているだけです。
また、メリッサ・マッカーシーの真面目な
母親役は完全にミスキャストです。
(この作品の前の「Tammy」は、怪作です。)
年末からの賞レースに急浮上と言うコメントもあるが、
残念ながらこの程度の作品では賞には
絡まないでしょう。
ビル・マーレイは、とぼけた素っ頓狂な役を
やらすと彼自身の味が出ており、今回の役も、
5年ほど前の「ゾンビランド」も、
とても良くはまった役だったと思われます。
日本での劇場公開は今のところ未定で、
日本の配給会社がどこも買っていない模様。
(損をしそうな、際どい出来なんで、
日本は、余り手を出したがらないでしょうね。)
*それでは、皆さんは、
世界に存在する、オレオレ詐欺に遭遇した際、
ギャグでかませるよう、
日頃から準備しておきましょう!(笑)
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