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- "Nightcrawler" ロサンジェルスの夜の狂気を正に具現
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仕事が無く、何でもしようと思っていた主人公の若者は、夜のロサンジェ
ルスで起こった自動車事故に偶然出会い、お金儲けのためにフリーランスの突撃実録取材を始める事になる。カメラ片手に危険な犯罪の最前線に飛び込み、スクープ映像を撮影することに取り憑かれた主人公はその取材方法が徐々にエスカレートしていき、お金儲けの為には何でもする狂気な人物へと変貌していくと言うストーリー。
2014年10月31日 公開
監督・脚本:ダン・ギルロイ
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
製作:ジェニファー・フォックス、トニー・ギルロイ、
ジェイク・ギレンホール他
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ルネ・ルッソ、ビル・パクストン、リズ・アーメッド
お薦め度:★★★ (4★が満点)
アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」で夭折したヒース・レ
ジャーと競演をしてアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたジェイ
ク・ギレンホールが主演するドキュドラマ・タッチの犯罪・
サスペンス映画。
監督・脚本は「ボーン・レガシー」の脚本家で、これが監督デビュー作
となるダン・ギルロイ、製作には「ボーン」シリーズなどの
脚本や監督をしてきた兄のトニー・ギルロイやジェイク・ギレンホール
などが担当をしている。
共演はビル・パクストン、レネ・ルッソなどの芸達者な
俳優が脇を固めているっていうとこは、かなりの評価。
狂気なフリーランスのビデオジャーナリストの姿を演じる為、主役の
ジェイク・ギレンホールは大幅な減量し、
役どころの不気味さを上手く醸し出しているよなあ。。
ちまたの評判でも、この作品で来年のアカデミー賞のオスカー・
レースでも有力候補に急浮上して来た模様。
アカデミー賞を取った「クラッシュ」は、
群像劇の為にロサンジェルスの狂気やダークサイドな部分が
ぼやけてしまったけど、
この作品は主役の男性をフォーカス・ポイント起いてるから、
焦点がぼけてないので、
最初から最後までまったく中だるみせず観ることが出来るというか、
久々に途中居眠りしない映画だったんだよね。 (^_^)v
アメリカで一番信頼されている映画のウェブサイトの
ロッテン・トマトでは、批評家と一般の観客のポイントが約90%近いか、
それ以上となっており、トップ・クラスに入る点を稼いでいる。
ジャンル的には
犯罪・サスペンス・スリラーだが、
同種のタイプでは刑事・警察・ギャング・連続殺人鬼ものの
名作や傑作(例えば、「トレーニング・デイ」や
「ゾディアック」など)は過去にあるものの、
実際毎日起こっている狂気な夜の街の出来事を
臨場感たっぷりに見せてくれるフリーランスの実録取材者を
テーマにした作品は初めてだと思われるので、
ジャンル的にもオリジナリティがあるのかなあ。
うらぶれた同業のビル・パクストンや、自分が働くテレビ局の
視聴率を上げないとまた首になってしまう恐れがあり、
必死になっている
ニュース番組の担当プロドューサー役のルネ・ルッソ、
それに最後には主人公に見捨てられてしまう英国出身の
若手俳優でラッパーのリズ・アーメッド達も上手い!
まずはお金を払っても、劇場で観てほしい作品。
(但し、少しグラフィックな場面が映画の中に出てくるので、
その手のシーンが駄目な方は敬遠される事をお薦めします。(^^;
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