四万十川の風景(その1)沈下橋
4月
8日
写真上は、葛川の沈下橋:凡そ40ヶ所ある沈下橋の平均的は橋のイメージです。
写真下は、佐田の沈下橋:一番川下に架かる1番大きな沈下橋で中型のバスなら通れます。
でも、渡るときはお気をつけ下さい。一年に1回ぐらいはこの橋から車が転落します。 沈下橋は戦後間も無い昭和20年代、物資不足の頃、渡し舟に代わって作られたもので、大きな橋ではありませんが、少しの雨でも渡れなくなった川を渡れるようになり、随分と便利になったそうです。
でも、物資不足で堤防の上を跨ぐようには出来なかったので、堤防の高さの半分ほどの所に架かっています。
増水時に橋が流されないように、欄干は作らず水に沈んで、ひたすら水が引くのを待つように作られています。 増水の時は水に沈む、因って『沈下橋』です。同じような橋を、徳島県では『潜水橋』といいます。