AZTスペシャルインタビューVol.01 BOOKOFF Phoenix店
2月
6日
高速17号線を降りてすぐのモール内にあります。
アクセス良好で、広々とした駐車場も完備されており、
利便性の高い環境が整っています。
お店に入ってすぐ目に留まるよう、
レイアウトを工夫しているのだとか。
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需要が高まれば日本書の取り扱いもあるかも!?
他店に負けない充実のラインナップです。
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10〜30代の若い世代を中心に購入されています。
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昭和・平成時代の懐かしのゲーム機器も!
対応ソフトも数百種類取り揃えられています。
ニンテンドースイッチに至るまで
あらゆるゲーム機器も店頭に並んでいます。
山登りが趣味で、連休を取るとセドナへ出かけるそう。
アリゾナ生活にも慣れ、楽しんでいるとのことですが、
夏の灼熱の暑さはさすがに厳しいと話してくれました。
2024年2月、BOOKOFFはアリゾナ州初の店舗をMesaにオープンしました。そして約1年の時を経て、2025年1月23日、待望の2号店となる店舗をNorth Phoenixに開店!
日本ではおなじみのBOOKOFFですが、アメリカではここアリゾナ州を除くと、ニューヨーク州、カリフォルニア州、ハワイ州の3州でしか店舗の展開がされていないことをご存知でしたか?(2025年1月現在)
今回、アリゾナタウンでは新店舗のオープンを記念し、現在Phoenix店の店長を務める林龍一さんにお話を伺いました。
日本ではおなじみのBOOKOFFですが、アメリカではここアリゾナ州を除くと、ニューヨーク州、カリフォルニア州、ハワイ州の3州でしか店舗の展開がされていないことをご存知でしたか?(2025年1月現在)
今回、アリゾナタウンでは新店舗のオープンを記念し、現在Phoenix店の店長を務める林龍一さんにお話を伺いました。
― まず林さんについてお聞かせください。どういった経緯でPhoenix店の店長になられたのでしょうか?
日本のBOOKOFFで7年間店長として働いた後、2021年に駐在員としてアメリカに来ました。その後2年間、ハワイ州の2店舗(Pearlridge Center店とKaka’ako店)のエリアマネージャーを務めました。ハワイでの結果が認められ、アリゾナ州におけるMesa店の立ち上げを任せられるようになったのです。同時にアリゾナ州内で複数の店舗をオープンするための新たなロケーション探しをしていたのですが、ここPhoenixを2号店目とすることが決まったので、今度はこちらの店舗の店長を務めることとなりました。既存のMesa店は現在、元パートタイムのスタッフをフルタイムで登用して店長を任せています。いずれはこちらのPhoenix店も現地の人に任せていきたいですね。
― Phoenixの中でもここは北部にあたる地域です。なぜPhoenixのこの場所を2店舗目に選ばれたのか教えてください。
2店舗目の出店にあたり、私たちが重視したのは、既存のMesa店から30分以上離れた場所であること、そして買取りの拠点となる立地を見つけることでした。この場所は道路からの視認性が高く、広い駐車場も完備されているため、お客様にとって品物を売りやすい環境が整っています。さらに、店舗が入っているこのモールには、生鮮食品を扱うような集客の中核となる主要なテナントがなく、ファストフード店やカフェが入るPAD(独立型店舗エリア)にBOOKOFFも出店しています。そのため、BOOKOFFがモール内で中心的な存在としての役割も果たせると考えました。
― Phoenix店で力を入れている商品はなんですか? また、どのようなお客様がいらっしゃいますか?
Phoenix店で力を入れている商品は「本」です! 入口から見たときに本の棚がすぐ見えるようにレイアウトを考えました。時間帯によって来店されるお客様の特徴は変わりますが、他の地域に比べると40代以上のお客様のご利用が多いように思われます。朝から夕方までは、40代以上の本・メディア好きのお客様がメイン。夕方以降は、10代から30代の比較的若い世代のお客様が多くなります。若い世代の方々は、アニメやスーパーヒーローのフィギュアをよく買っていかれますね。土日は全体を通して若い世代が多くなる印象です。お子様連れの方もMesa店より多いですよ!
―2025年1月現在、BOOKOFFの店舗はアメリカ国内でニューヨーク州、カリフォルニア州、ハワイ州の3州にのみ展開しています。なぜ日本人が多く、日本文化が広く認知されているエリアではなく、ここアリゾナ州を次の展開場所に選んだのでしょうか? また、アリゾナ州内でも日本人やアジア人が多く住むChandlerではなく、なぜ1店舗目をMesaに出店したのでしょうか?
アリゾナ州への進出を決めたきっかけは、ロサンゼルスの領事からアリゾナをご紹介いただいたことでした。多くの日系企業が進出し始めていると伺い、関心を持ちました。BOOKOFFの米国におけるメイン顧客ターゲットは、もはや日本人に限られていません。しかし、私たちは地域の住民や自治体に歓迎される店舗づくりを大切にしています。今後、アリゾナの人々が日本人や日系企業と関わる機会が増えていくなら、BOOKOFFにも興味を持っていただけるのではないかと期待しました。実際、これまで出店してきた州と比べても、日本人・非日本人を問わず、多くのあたたかいお言葉をいただいています。そして、初出店の地としてMesaを選んだ理由は、市の経済開発担当者の熱心なお声がけがあったからです。出店の候補地までご提案いただくほどの熱意に支えられ、Mesaでの新たな挑戦が実現しました。
― すでに店舗がある3州とアリゾナ州では、売れ筋商品や客層などに特徴的な違いはありますか?
これといって大きな違いはありません。どの州でもアニメグッズの人気が高く、ニューヨーク州とカリフォルニア州には、アニメグッズをメインに扱う店舗もあるほどです。さらに、今年の3月にはニューヨーク州マンハッタンのNohoに新しくアニメグッズ専門店もオープンする予定です。アリゾナ州のMesa店もアジア系の若い世代のお客様が多く、とくにアニメフィギュアが圧倒的人気を誇っています。そういった点では、カリフォルニア州のGardena店は日本の書籍の取り扱いが多く、より日本のBOOKOFFに近い雰囲気があるのが特徴かもしれませんね。
― アリゾナの日本人コミュニティ内では日本の本の売買が盛んに行われているので、Gardena店はうらやましいですね! 今後、アリゾナ州でも日本人が増えたら日本の書籍を取り扱う可能性は出てきますか?
これまで販売効率が低かったため、日本書の取り扱いを減らしてきた経緯があります。しかし、他のカテゴリーよりも販売効率が上がれば、再び取り扱いを増やしていきます。実は、Mesa店では試験的に日本書を少し取り扱っているんです。なので、ぜひ一度Mesa店にお越しください! 一緒に絶対王者のEnglish bookを倒しましょう!(笑)
― アリゾナ州を足がかりに、他州への進出はあり得ますか? また、アリゾナ州内で今後オープン予定の場所や、林さんが注目しているエリアがあれば教えてください。
現在、具体的なオープン予定地は決まっていないのですが、気になっているエリアはいくつかあります。Tucson、Chandler、Goodyearです。そして、他州への進出の可能性も十分あり得ますよ! 乞うご期待!!
― 最後に、BOOKOFFのPhoenix店をどのようなお店にしていきたいですか? 今後の展望をお聞かせください。
何十年にもわたってビジネスを続けられるよう、地域に根差したお店を目指していきたいです。今、児童書を買っている子どもたちが、10年後もBOOKOFFを利用していてアニメフィギュアや小説を買いに来るーーそんなお店にしていきたいですね!
2340 W Bell Rd, Phoenix, AZ 85023
☎ (602) 529-5656
営業時間:10:00am - 8:00pm