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AZTスペシャルインタビューVol.02 プロバスケットボール 松田鋼季選手【後編】

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AZTスペシャルインタビューV... Arizona Flames時... Arizona Flames時代の松田選手。 アリゾナが好きだと笑顔で語った... アリゾナが好きだと笑顔で語った松田選手。
趣味はトレッキングとハイキングで、
人生で最も感動した場所は
グランドキャニオンとセドナだそう。
Chicago Steamでプロのバスケ選手になるという夢を叶えた松田鋼季選手。同チームで約9年間にわたり華々しい活躍を続けてきましたが、2020年に蔓延した新型コロナウィルスの影響でチームのオーナーが亡くなり、翌2021年にはチームも解散することに。次の移籍先を探していたところ、ABAリーグ所属のArizona Flamesから声がかかり、アリゾナ州へと新しい一歩を踏み出すことになりました。そして、2025年1月からは新たなプロチームであるPhoenix Valley Outlawsと契約を結び、再びアリゾナ州でプロとしてのキャリアをスタートさせました。
前編と後編の2回に分けてお届けしている松田選手のインタビュー。後編では、新しいチームでの挑戦やアリゾナについてお話を伺いました。
 

― 現在、籍を置かれているPhoenix Valley Outlawsとはどのようなチームなのでしょうか?
 
Outlawsというチームはプロチームなんですが、NBAやABAといったプロリーグには所属していない特殊なチームになります。通常、プロチームはどこかのリーグに所属しているものなのですが、Outlawsはリーグに属さず、選手としてのレベルアップやキャリアアップを目指すことを目的としています。Outlawsは各地で行われるトーナメントやショーケース(バスケ選手がプレーを披露する短期戦の試合)に参加していて、そこにはバスケ界のさまざまなカテゴリーのスカウトマンが観に来ているんです。そのため、選手たちは試合でいいプレーをして成果を残すことが求められます。そこでスカウトマンの目に留まった選手は次の移籍先が決まり、新たなキャリアを築くチャンスを得ることができるんです。だから、チームメンバーはみんな、かつてどこかのリーグ所属チームでプロ選手として活躍をした経験を持つ選手ばかりです。今年からプロのバスケ選手としてキャリアをスタートするような新人はおらず、いわば経験豊富な選手たちの集まりなので、日々刺激を受けることができてやりがいを感じているし、何よりすごく楽しいです!
 

― 経験豊富なチームメイトが揃う中で、同じアリゾナ州のプロチームとはいえ、前回まで所属していたArizona Flamesとはやはりチームの雰囲気が異なりますか?

Arizona Flamesはリーグ所属のチームなので、試合はリーグ方式の総当たり戦でどんどん勝ち上がっていきます。一方、Outlawsはトーナメント方式の勝ち残り戦で優勝チームを決めるため、1試合にかける熱量や勝ちへの執念がまったく違うと感じています。でも、僕にとってはこれが高校生でバスケを始めたときの感覚に似ていて、とても楽しいんです! 今のチームでは、まるで童心に帰ったような気持ちでプレーできていると思います。
 

― シカゴとアリゾナ、両方での生活を経験されてきた中で、松田選手ご自身はどちらのほうがお好きですか? 忖度なしにお聞かせください!

忖度なしで言うと、アリゾナですね! バスケのシーズンは冬なので、冬限定で考えると北海道とシカゴでの生活は厳しいと感じています。アリゾナに来るまで「雪が降らない冬」というのを経験したことがなかったから、そこも単純にアリゾナがいいと思う理由のひとつです。冬でも半袖と短パンで過ごせてしまう日があるなんて最高ですよ! それに、アリゾナの人たちはオープンマインドで、とてもフレンドリーかつハッピーな雰囲気があるのも魅力だと思います。寒い地域と暖かい地域の違いなのかもしれませんが、アリゾナの方々は親しみやすくて大好きです。また、アリゾナは僕が初めてアメリカを経験したロサンゼルにも雰囲気が似ていて、そこも気に入っているポイントです。スポーツをするうえでも暖かい気候のほうが怪我のリスクが減るし、バスケ選手としてもアリゾナのほうがいいと感じます。ただ、夏は暑すぎるので、夏場はシカゴのほうがいいですね。夏のアリゾナは、道産子にはちょっと厳しいです……(笑)。
 

― アリゾナを好きでいてもらえて嬉しいです! よろしければ、アリゾナタウンを見ている皆様にメッセージをお願いします。
 
アリゾナにお住まいのみなさんにお願いがあります。アリゾナのおすすめスポットをぜひ教えてください! というのも、今のチームメイトの多くがアリゾナ州出身ではないので、みんなローカルならではのおすすめを知りたがっているんです。週に1日オフがあるんですが、その日にはそれぞれが集めた情報をもとに、話題のレストランに行ったり、観光スポットを巡ったりするのが僕たちの楽しみのひとつになっています。なので、ローカルフードや日本食に限らず、「ここのコレがおいしいよ!」とか「ここの景色がキレイだからぜひ行ってみて!」といったイチオシ情報があれば、ぜひ僕のインスタやFacebookを通じて生の声をお聞かせください! それから、もし街や試合会場で僕のことを見かけたら気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。ふだんは練習場、試合会場、遠征先の往復でなかなかチームメイト以外の方とふれあう機会が少ないので、アリゾナで過ごす貴重な時間をいろんな方と共有できたらいいなと思っています。ぜひ僕にアリゾナをenjoyさせてください!(笑)
 

― 最後に、今後の目標を教えてください。

Phoenix Valley Outlawsは、リーグに所属せずさまざまな大会にガンガン出ていって勝ち星を狙う、まさに“アウトロー”なチームです。これまでとはまったく違う新しい環境に身を置いているので、バスケを始めたときや初めてアメリカに来たときのような新鮮な気持ちで、とにかく勝ち続けることが選手としての目標です。人としての目標もあります。僕は礼文島という小さな島でバスケとは無縁の環境から、アメリカでプロのバスケ選手になるという子どもの頃からの夢を叶えました。周囲からは何度も反対され、さまざまな場面で「無理だ」とも言われ続けてきましたが、それでも僕はその声をすべて跳ねのけてここまで来ることができました。日本でも田舎でもどんな環境からでも「夢を叶えるチャンスはあるんだ」ということを、これからもプレーを通して子どもたちに伝えていきたいです。
 
 
 
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