家の中に鳩がいた
4月
28日
庭に野鳥用の餌箱を置いたら、庭が鳩で埋め尽くされたという悲劇についてかつて書きましたが、餌箱を釘(くぎ)地獄にしたところ、鳩が箱にとまれなくなり、うまく追っ払うことができました。釘地獄は、小鳥には全く地獄ではない様子なので、素敵なファームスタイルだった高級餌箱は、今も見苦しい姿で庭のポールにかかっています。
「なぜ鳩を差別するのか――」と、またうるさい葛藤が始まる私ですが、たまには何も考えずに「嫌なものは嫌で良し」と結論付けることにします。
現在、鳩ができるのは、餌箱を近隣の屋根などから遠巻きに眺めることだけです。が、先日、一階のダイニングルームを横切った時、何か犬のようなものが床を歩いているのに気付きました。「あ、雨さん(この前までお世話していたフォスター犬)ね」。普通に納得して台所にコーヒーを取りに向かったのですが、「ちょっと待てよ、雨は引き取られたはず」。
ダイニングルームに戻ってみると、しれっと床を歩いてたのは鳩(家の中で見ると、大きい)でした。「こりゃー!どりゃー!」といきなり鬼の形相で叫んだ私に、大慌ての鳩がバッサバッサとはためきます。「ででげー!!!」。鳩はうまい具合に開いている窓に向かって飛んで行きました。
なんだか血圧の上がった朝でした。