行きは雨さんと一緒。帰りは首輪と紐だけ…。
『犬のフォスター:下痢掃除で疲労困憊』から始まった、捨てられ犬・雨さんと私の生活ですが、半年という異例に長いフォスターボランティア期間を経て、ついに雨さんはもらわれていきました。
ネバダ州ではアダプションの前に避妊手術を終えなければならないそうで、引き渡し当日は、私が朝8時にシェルター付属の病院に雨さんをドロップオフして、手術完了後、午後4時に新しい飼い主のリンダが引き取りに来るという段取りです。
シェルターが家から遠いため、ほぼ一睡もせずに早朝から出掛けた私は、雨さんをスタッフに渡すまで気が張りっぱなしでした。その後、車に乗って助手席の空っぽの首輪と紐を見て初めて、雨さんが私のもとから本当に旅立ってしまったことに気付きました。
翌日、新しい飼い主のリンダに「雨は元気に過ごしていますか」とメッセージを送ると、写真付きの丁寧な返信が来ました。そしてまた翌日、同じように質問すると、またリンダは写真付きで返信をくれました。そしてまた翌日……私は気づきました、もう私の犬じゃない…。
「もうリンダにメッセージは送らない方がいいかな」。否定してもらいたい気持ちで夫に相談したら、その回答は一刀両断。「るー!もう二度と送っちゃダメ!雨とリンダのストーカーになるつもり!?」。
本当に、その通りです(しょんぼり)。
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