今年の漢字は「戦」だそうですね。ロシアの侵略戦争、コロナとの終わらない戦い――ネガティブな漢字ながら、しっくり感じてしまいます。
私個人が選ぶ今年の漢字は、「生」です。
とはいえ春に愛犬が死んでから、「生」というより「死」が身近だったのですけどネ。
秋ぐらいまでは悲惨でした。1週間に4時間ほどしか熟睡できず、絶え間ない吐き気で10キロ以上痩せ、コロナをはじめ、原因不明の全身蕁麻疹、スプーンも持てないほどの両腕の筋肉炎症などがなかなか治らず、右へ行っても左へ行っても行き止まりの感覚。
体の不調と心の不調は手と手を取り合って、転がり落ちていくんですね。心の不調が先だったのに、体の不調が大きくなり、それがまた心の不調を大きくする。元気な時なら「病院でも行こうか」と思うのに、「どうでもいい…」としか考えられない。
ラッキーだったのは、飲んでいた薬が切れたことです。かかりつけ医に電話すると「受診しないと薬は出せません!」。なんてこった、これだからアメリカの医療は!などと軽く逆恨み(笑)しながら出かけると、そこから即座に精神科に送られました。
そこで「あなたはとにかく1カ月寝なさい」と命令され、1カ月間熟睡した後、心の中に小さな希望の新芽が顔を出しました。そうなると、エクササイズにでも行こうかという気分になり、冬――復活。
まだ愛犬のことを思って呆然とする瞬間はあるんですけどね、でもきっと、いつかまた会えますよね。だからバク君に会える日まで、気楽に、楽しく生きていくことにしました。私には、2022年は「死」を通して「生」と向き合った一年でした。
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今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
猪股るー
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