ドラマ『ベターコールソウル』に出てくる、電磁波過敏症のお兄さん
毎週水曜日は英語のプライベートレッスンの日なのですが、私の先生(70歳近い白人女性)は電磁波過敏症という病気を患っています。電磁波過敏症ってご存じですか? アメリカの大ヒットドラマ『ブレーキングバッド』の続編『ベターコールソウル』をご覧になった方ならピンと来るかもしれません。
主人公・ジミーのお兄さんがこの病気(というか思い込み?)で、電磁波を避けるために真っ暗な家の中で大きなアルミホイルみたいなものをかぶって生活していました(上写真)。私の先生も、壁のどこかのコードがおかしくて、そこから電磁波が溢れ出ていると言って、一人暮らしをしているアパートの室内の壁を、いや、床も天井も隙間なく、拾ってきた段ボールで覆っています。そうしないと特に膝などの関節が’痛むのだそうです。
電気はもちろん冷蔵庫や冷暖房も電磁波を発するので、できる限り切って生活していてかなり不便そう。ある時は歯医者で入れられた金属系の詰め物が電磁波に反応してガタガタ音を立てていると言って、とても辛そうでした。
毎月のようにアパートの大家さんに、壁の電磁波をどうにかしてほしいと苦情を言いに行っているのだけど、大家さんは何もしてくれません(何もできない?)。それでついに堪忍袋の緒が切れた先生は今月、そのアパートを出ることにしました。
「次のアパートではこの問題がないといいですね…」と相槌を打った私ですが、先生の電磁波の苦情に対応できるアパートってあるんだろうか…とうっすら思ったりもしました。
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