捨てられ犬の雨ちゃんと私
8月
23日
以前、取材したドッグトレーナーさんが「結局は飼い主自身がドッグトレーナーにならなければならない」と言っていたこと思い出しました。
なぜなら犬が好ましくない行動をするのは、すなわち飼い主の好ましくない行動によるものだからです。アメちゃんを道端に置き去りにしたオーナーも良い行動がとれず、アメちゃんを手に負えない犬と思ってしまったのかもしれませんね。
だから私は次のオーナーがアメちゃんを「嫌な犬だな」と思わないよう、厳しく躾けることに決めました。といっても犬には決して声を荒げたり叱ったりしてはいけないんだそうです。
好ましくない行動をした時は、命に危険が及ばない限りは無視。ただし良いことをしたら‟その瞬間に”おやつをあげて褒めちぎる。
しかしこの「声を荒げない」というのが難しくて汗。
ちょっと目を離すとテーブルの上のグラスを倒してこぼれたジュースをぺろぺろ。グラスが転がって床に落ちて割れる瞬間に、「アメーーーー!!!!」「のおおおおお!!」。
するとすかさず夫がやって来ます。「あれえ?声を荒げないんじゃなかったの笑」。
しまいには言うことを聞かないアレクサに声を荒げたら、また夫から「あれえ、また声を荒げている人が居るぞ~」。
でもこれは夫とのコミュニケーションにも役立っています。夫が何か好ましくないことを言っても、私は今、静かになるだけです。夫がひるんで自分から打開策を出してくるので、そこで即座に「わあ、いいアイデアだね!ありがとう、私のことを考えてくれて」と褒めちぎります。
今のところ、アメちゃんよりも夫の方がよく言うことを聞くようになっています。