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死者から届くサイン

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死者から届くサイン
電気が異常な様子でついたり消えたりする様子(『Surviving Death』)




これまでも何度も書いたのですが、どうも私はスピリチュアルな話が苦手でして。何を聞いても「気のせいじゃないの?」「ただの偶然よ」としか思えないのです。

というようなことも、別段何も考えていなかった一昨日、古くからの友達Mさんから久しぶりにメッセージが届きました。「元気?ネットフリックスのドキュメンタリー、Surviving Deathを見てみて。死んだ人が生きている人を見守っているという話。そして見終わったら感想を聞かせて」。

スピリチュアル系は苦手なのですが、珍しく感想まで求められたこともあり、また、もしかしたら死んだ愛犬バク君のことを受け入れられるきっかけがあるかもと思い、とにかく見てみることにしました。

すると内容は私が好きな感じのものでした。簡単に言うと、臨死状態に陥った人々がした不思議な体験についての、医師による科学的な検証です。医師が不思議がるのは、臨死という体の臓器の機能が止まった状態では脳の活動も停止するため、その体験の記憶は一体、どこで感じていたのか?ということです。脳の活動を表す脳波がゼロ(いわゆる死んだ状態)の中では、何か想像することは不可能だからです。

医師らは「脳が死んだ後も、どこかで意識は続いていくのでは」と推測します。

とすると、次の疑問は「その意識はどこに存在するのか」ということです。どこかに死んだ人の意識があるなら、もしかしたら話したり会ったりはできないものか。

そこで次のエピソードでは、アメリカ屈指の霊媒師らを「試す」試みが始まります。霊媒師との面会の前に、これから会いたい故人(ここでは父)に心の中であるお願いをしておくのです。例えば「お父さん、もし本当に来てくれるなら、今日、僕の髪のことを話してください」(ちなみに薄毛とかではない、髪に何の話題性もない方でした)。これなら霊媒師が予めネットで調べることはできません。はたしてその面会では、霊媒師が唐突に「お父さんがあなたの髪のことを話したがっている」と口にしました。番組の中では偽物と認定?された霊媒師も登場しましたが、このアメリカの霊媒師の話は全てが具体的でした。

その霊媒師、また他の霊媒師も口を揃えて「死者はあなたにサインを送る」と言います。例えば上の動画はその例ですが、家の電気が尋常でない様子でついたり消えたりしています。

たまたま電気系統が壊れたのかもしれませんが、私はそれを見て、「あーー!」と思いました。実はバク君が亡くなって数ヶ月間の間、私はこれに悩まされていたのです。

例えば暗闇の中で寝ようと努力していたら、急に辺りが眩しくなって、目を覚ますと隣の部屋に続くドアが開いていて(1時間前に確かに閉めた)、隣の部屋に光が燦々とついて真っ暗な寝室を照らしていたり。でもこれだけじゃ、たまたまかもしれません。

一人で夜中に2階でテレビを見ていると、テレビの裏の青い照明がパチっとついて、「これはまた来るぞ」と思ったら、家中の全ての電気がどんどんついていったこともあります。1階の玄関から居間から廊下から階段から、とにかく全てです。翌日夫に電気系統を調べてもらいましたが、何の異常もなしでした。でも今思えば、夫がすやすや寝ていた部屋だけつきませんでした。配慮?

またある時は、居間でバクのことを思いつめて、もう生きる意味はないかな、、、なんて思っていると、体の1メートルほど横で大爆発音。体が飛び上がるほどの音量で「ぎゃ!」。心臓もドキドキして「何を考えていたんだ」と我に返りました。

結果、私は医師に相談し、精神科のアポを入れました。頭がおかしくなったと思ったのです。でもある日、不意に「もう今日から電気はつかないし、音も鳴らないんだ」と頭に思い浮かび、本当にその日から私を悩ませていた現象はおさまりました。

でもこの番組の、この添付の場面を見て、「あーーー!」と思いました。もしかしたらあれはバク君が必死に送っていたサインだったのかも、、、。


もしあの数ヶ月間に私の周りで起こり続けた不思議な現象が、バク君からのサインだったとしたら、犬にしては頑張ってくれたと思います。スピリチュアル系が苦手な私ですが、家中のライトがどんどんついていくあの不思議な感覚を思い出すと、いつもの私の思考ではぴったりの答えが見つかりません。もちろん、数ヶ月間家のさまざまな電気系統がおかしくなっていた(電気、爆発音他、あらゆる異常な音を含め)、私がおかしくなっていた、という可能性もありますが。

でも今は、確かにバク君はどこかにいるんだと、確かにそう思えるようになりました。するとさまざまな不安もすーっと消えていきました。突然この番組をお勧めしてくれたMさんにも、ありがとうと言いたいです。

これを読んでいるあなたの、亡くなった大切なあの人も、どこかにいます。






#ペットロス

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