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BCA土曜学校のコラムVol.70 〜干支〜

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BCA土曜学校のコラムVol....
● BCA土曜学校のコラムVol.70●

干支

 2020年は、十二支(じゅうにし)のスタートのねずみ年です。
十二支は、子(ね)・鼠、丑(うし)・牛、寅(とら)・虎、卯(う)・兔、辰(たつ)・龙、巳(み)・蛇、午(うま)・馬、未(ひつじ)・羊、申(さる)・猴、酉(とり)・鸡、戌(いぬ)・狗、亥(い)・猪の順で、最後のいのしし年からねずみ年に戻って繰り返されます。
それに、10通りの甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の十干(じっかん)が組み合わせて日本の暦として用いられてきました。これは月や日にち、方角に割り当てられたりしますが、年についても1年毎に割り当てられています。十干と十二支を合わせたものが干支(えと)で、今年は正確には「庚子(かのえ・ね)」です。ひとまわりして再び戻ることを還暦(かんれき)といいます。

 なぜねずみが一番目なのかについてこんな話が言い継がれています。
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 神様が動物たちに、元日に神様のところに最初に到着したものから12番目のものまでを1年交代でその年の大将にすると言いました。
 元日の朝、動物たちは1番になるとはりきっていましたが、ねこはその話を聞き漏らしてしまいました。ねずみにたずねた時、ねすみはわざと次の日の日付を教えました。
 当日は、足の遅いうしが夜明け前に出発しました。その様子を見ていたねずみが、こっそりの背中に飛び乗りました。そんなこととは知らないウシが神様のところに行ってみると、まだ誰も来ておらず門も閉まったまま。我こそが1番だとうしは喜び、門が開くのを待っていました。
門が開いたとたん、ねずみは牛の背中からネズミが飛び降り1番になりました。残念ながらうしは2番となり、それからとら、うさじ、たつ、へび、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いのししの順で到着しました。1日遅れて到着したねこは12番まで入れず、それからねずみを恨んで追いまわすようになったのです。
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 ねずみの語源は、根の国に棲む動物から「根棲み(ねずみ)」、暗い(根)ところに棲むから「根棲み(ねずみ)」、「穴棲み(あなずみ)」の音の変化、食料を盗む生き物「盗み(ぬすみ)」・「寝盗み(ねぬすみ)」などいろいろあるようです。
 十二支の「子(ね)」という字は、頭部が大きく手・足のなよやかな乳児の形からきた象形文字です。繁殖するや新しい命がうまれるという意味も含まれており、ねずみ年は新しい運気のサイクルの始まりであることから、成長や未来への可能性を感じさせる年と言われています。
 
 2020年が、BCA土曜学校の皆さんの輝かしい未来に向けて大きく成長する年になるよう心から祈っています。

(ねずみの絵はBCA長友裕子先生の作品です。)


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