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BCA土曜学校のコラムVol.52 〜雪〜

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BCA土曜学校のコラムVol....
● BCA土曜学校のコラムVol.52●

 
 暖かい冬で過ごしやすいと思っていたら、節分すぎに雪が降りBCA土曜学校も休校となりました。ほとんどの車が普通タイヤのベルビューでは、道路に雪が積もると子供たちの安全のために学校が閉鎖されます。
 「雪」は白くてふわふわしていて、天から降ってくる宝石のようなきれいなイメージですが、大人の私たちは生活に影響がでると厄介なものに感じてしまいます。
  テレビでは、雪だるまを作ったり坂でそり滑りをしている様子が流れていました。土曜学校の皆さんも、長く降り続いた「雪」を楽しんだのでしょうか。

 「雪」の語源は、「神聖であること」「いみ清めること」を意味する「斎(ゆ)」に、「潔白(きよき)の「き」なのだそうです。
 「雪」は雨かんむりの下に「ヨ」と書きます。この「ヨ」は、旧字体の「彗」の上の部分がなくなった形です。「彗」は、「ほうき」と読みます。つまり、ほうきで掃いてしまえる雨が「雪」なのです。
 昔の人は、「雪」であたり一面が真っ白になった様子を見て、神様が世の中を掃除して、掃き清めてくれたようだと感じて「彗(ほうき)」という字を当てたのでしょうか。
 空から雪片が舞い落ちる形、甲骨文字によるとその雪片は羽のような形のようにも見え、また小枝などに付着している形のものもあると言われています。
 全てをまっ白に包んで清めてくれる「雪」、空から降ったものをほうきで掃く様に清めめてくれる「雪」と考えると、なんだか神秘的な感じがしますね。
 
 「雪」を言い表す言葉はたくさんあります。雪の種類から少し紹介します。
・淡雪(あわゆき)   うっすらと積もった雪
・回雪(かいせつ)   雪が風に舞っていること
・風花(かざはな)   風に乗ってきた雪
・冠雪(かむりゆき)  物の上にかぶさるように積もった雪
・銀雪(ぎんせつ)   銀色に輝いている雪
・残雪(ざんせつ)   消え残った雪  春になっても消えないでいる雪
・垂雪(しずりゆき)  木の枝などから雪が滑り落ちること
・終雪(しゅうせつ)  その冬の最後に降った雪
・新雪(しんせつ)   新しく降り積もった雪
・瑞雪(ずいせつ)   めでたい予兆の雪
・晴雪(せいせつ)   雪が降ったあとの晴天のこと
・名残雪(なごりゆき) その冬の最後に降る雪
・俄雪 (にわかゆき)  短時間で降りやむ驟雪のこと
・暮雪(ぼせつ)    夕暮れに降る雪
・雪雲(ゆきぐもり)  雪が降りそうな灰色の雲がある冬の天候

 自然に寄り添って生活している中から生まれたきれいな言葉ばかりです。昔の人たちがどのように「雪」と接してきたのかが伝わってきますね。
#コラム

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