5月17日【コラムVol.1】~茶道~
BCA土曜学校では「茶道」の授業が始まりました。茶室から、少し緊張気味の「お相伴いたします」「お先に」「お手前頂戴いたします」という子ども達のかわいい声が聞こえてきます。この授業は、「茶道」という日本文化に触れ、礼儀作法を体験することで感謝やおもてなしの心を養いたいという学校長の強い思いから実現しました。
さて、「茶道」この読みは「さどう?」「ちゃどう?」どちらが正しいのでしょうか。 正解は”どちらも正しい”です。
「茶」という漢字は小学校2年生の配当漢字で「チャ」「サ」二つの読みを学習します。「茶室「「茶釜」「茶道具」は「ちゃ」と読み、「喫茶店」は「さ」と読みます。古く(江戸時代まで)は「ちゃどう」と読み、現在では「さどう」が一般的だと言われています。中学校国語の指導では「さどう」と読ませています。流派では、表千家では「さどう」、 裏千家と武者小路千家では「ちゃどう」と読んでいるそうです。
時代の変化と共に読み方が変わったり、流派によって違ったりと、言葉の読み方にも深いものがありますね。