ショコラティエとレーシング

テレビを見ていたら、ジャン・ポール・エヴァンが高校生のヤングパティシエに講師をするという番組をやっていた。
高校生達は苦しみながらも、自分の出来る限りの力を発揮していたっす。
しかし、あれだな!超羨ましい企画じゃないかよっ!?

ジャン・ポール・エヴァンにインスピレーションを貰うことはあっても、教えて貰うことなんか、簡単にはいかんぜょ!?

巨匠でありながらも、常に前進する姿勢、学ぶ姿勢、失敗からの立ち上がるポジティブシンキング。
我々レース屋も常にアクシデントに見舞われ、とても順風満帆に、思うようにレースウィークを平和に過ごす事なんか出来ない。いつも自分を試される。
自分の技術力、知識、機転、発想力、決断力。
時には、最悪の中の最善を目指さなくてはならない、
そこには、出来ることと出来ないことの線引き、それらを統合した上での挑戦。

チョコレートを慈しみながら、楽しそうにこねるジャン・ポール・エヴァンをみていて、この人は本物だと思った。
職人の、美しい顔だと思った。

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