Vol.05
世の中にはたくさんの種類のウェブサイトがあります。私は長いマーケティングメッセージは非効率的だと思います。お客様は、長い文章やメッセージを読まないからです。メッセージは簡潔に伝えるべきです。またウェブサイトも同様です。どんなに載っている情報が有益であっても、ウェブサイトを訪れた人はそこにある全ての情報を見ているわけではないからです。
では、お客様はどのような情報を求めてウェブサイトを開くのでしょうか。下記のリストは一般的に検索される項目です。
(1) 会社や店舗の所在地
(2) メールアドレス、電話番号、お問合せフォーム
(3) 営業時間
(4) 商品紹介・サービスの紹介
(5) 会社の沿革
(6) 採用情報
ウェブサイトの作成時に特に気をつけなければならないのが、「商品・サービスの紹介」です。自社の商品やサービスについて、たくさんの情報を伝えようと、ついつい長く書いてしまうものですが、それではウェブサイトが見にくくなってしまいます。そこで、私が推奨するのが、会社のウェブサイトでは商品の概要のみを説明し、それとは別に商品用のウェブサイトを作成するという方法です。
この方法を活用する事で、会社のウェブサイトを見やすく保てるだけでなく、商品の詳細が必要なお客様に情報を適切に届けることが出来るのです。複数のウェブサイトを持つことは、SEO (検索エンジン最適化)対策にならないという専門家の意見もありますが、私は、それ以上にお客様に適切な情報を分かりやすく伝える事が重要だと思います。会社の基本サイトと、会社の主力商品紹介のウェブサイトをそれぞれ持つことで、掲載コンテンツにメリハリができ、ウェブサイトを訪れるお客様に簡潔で分かりやすい情報をお伝えできるのです。
Pacific Software Publishing, Inc.
代表取締役社長
内倉憲一(うちくらけんいち)
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