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もの言う牧師のエッセー 再投稿

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第366話「 樹木希林さん 」
 
    2004年に乳がんが見つかって右乳房を全摘出したものの、全身13か所に転移。2013年に日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いた壇上で、「私は全身がん」と告白して世間を驚かせた後、鹿児島県のクリニックでピンポイント照射治療を続けてきた樹木希林さんが75歳で9月に亡くなった時、彼女が出演した「宝島社」の2016年の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を思い出した人が多かった。しかし希林さんは「あれは私と違う。私はいつだって好きにしている」。
 
なるほど「ジュリー!」と叫んだり、妊娠中に「ドリフ」に出てトランポリンをしたり、まさに豪放磊落とはこのことだ。いっぽうで、死が「いつか来るもの」から「いつでも来るもの」に変わってから、「がんで良かった」としばしば口にしていた彼女。13年前に乳がんを摘出してからの映画の出演作を見てみると、「東京タワー」、「歩いても 歩いても」、「わが母の記」、「あん」、そして最後に「万引き家族」。その女優としての働きぶりには誰もが目を見張る。「がんはありがたい病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。だからおもしろいんです」。
 
「祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。
 そこには、すべての人の終わりがあり、
 生きている者がそれを心に留めるようになるからだ。
 悲しみは笑いにまさる。顔の曇りによって心は良くなる。」                  
             伝道者の書7章2-3節、
 
と聖書にあるが至言である。書いたのは3000年前の賢人ソロモンだが、希林さんが言うとおり今の日本人にも全く当てはまる真理だ。聖書的にさらに一つ付け加えると、死を意識して生きるとは、「神を意識して生きること」だ。なぜなら神だけが生死をつかさどり、そしてキリストは死から復活し、イエスを信じる者に希望を与えたからだ。神を意識して生きることによって真剣になれる。そして己のクオリティをあげることが出来る。   2018-12-14

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