夫と別れてからちょうど2年が経とうとしています。精神衛生上はこの上なく良いけど、なんせ金銭的に苦しい💦これには色々な事情があるのだけど、、、
たびたび、本当にお金のことで不安でいっぱいになる時がやってきます(それはつまり、来月の家賃が払えるのか?という不安です)。数日前、いよいよもう本当にこれは大変な状態にあるのかもしれないと、これまで以上に不安が襲ってきました。具体的にどういう状況だったかと言うと、自分の部屋の机の上で、来月の家賃どころかこの先暮らしていけるんだろうかという不安でお先真っ暗な気持ちになっていました。でも、家の中にはハーパーとメレンがいつも通り過ごしています。夕ご飯を作らなくてはと台所に立ち、この不安な気持ちを少しでも増しにするためにYouTubeでバッハの「G線上のアリア」を流しました。別にクラシック愛好家とかではないのだけど、この曲とグリーグの「朝の気分」は、小学校の登下校中に流れていた曲で、しばらく前にそのことを思い出して聴いてみたらすごく懐かしくて心が癒されたのです。
「G線上のアリア」を聴いていたら、気持ちが落ち着いてきて、そして目に涙が溢れてきました。その後、これまた子供の頃ピアノを習っていた時に大好きだったパッヘルベルの「カノン」を聴き、最後にSpotifyで「The most beautiful piano pieces of all time」というリストを流したら一番最初の曲がまた素敵で大泣きしました。
泣きながら、泣くことを許している自分に気づきました。段々と優しい気持ちに包まれ、心が癒されていくのを感じました。自分を可哀想とは決して思わないけど、結婚生活に失敗したこと、これまで自立した人生を歩んでこなかったことへの悲しさ、悔しさはある。それは誰かのせいと言えばそうだし、自分のせいと言えば自分のせい。何でこうなってしまったんだと思うから悲しくなる。どこかで、こんな状況になったことを誰かのせいにしたい。もっとサポートしてくれるはずだった元夫のせい?(一応ある程度はサポートしてくれています)若い時から「仕事」をすることへの意識が薄かった自分のせい?私は子供の頃からお勉強は良くできる子でした。でもなぜか、「自分のお金で生計を立てる」という観念があまりなかった(苦笑)。「温かい家庭を築きたい」そういうふわっとした願望しかなかった気がします。
でも、十分泣いたら元気が出てきて、無事ご飯を作り終えることができました。ちなみにその晩はメレンがリクエストしたハンバーガーサラダという、ハンバーガー用のひき肉を普通に痛めて、刻んだレタスとトマトを合わせ、自家製In-N-Outソースで絡めるとハンバーガーを食べてるのと同じ味になるという料理(笑)。
元気になったら改めて気づいたことあります。それは、これまでにお金の不安が最高潮になる度に、仕事を見つける原動力になってきたということ。これは事実。今年の1月に市役所での仕事を見つけた時もそう。そして、最近見つけた新しい仕事を探し始めた時もそうでした。いよいよパートタイムだけでは生活が厳しくなってきたため、2か月前からフルタイムの仕事を探していた中、公立の小・中学校の教室でサポートが必要な生徒を助けるパラエヂュケーターという仕事を知りました。私の住んでいるサンディエゴ学区ではPIF (Paraeducator Independent Facilitator) と呼ばれていて、障害のある子どもを対象に障害の程度によって特別学級クラスや、普通学級でサポートするのが主な仕事です。私にもできるかもしれないと軽い気持ちで応募したところ、代理(Substitute)ではすぐに雇ってもらえて、9月末から週に4日(オフィスの仕事も週一日継続している)働いています。これが意外や意外、私にぴったりの仕事だったのです。子供が好き、人とコミュニケーションをとるのが好き、人を助けるのが好き、変化に富んでいる、屋外に出る(一日中オフィスにいるという環境が苦手)、そして朝早く始まって、午後3時には帰れる!(これすごく大事)。すでに10か所以上の小・中学校に出向き、様々PIFの仕事を学びながら、先生方や他のPIFの方たちと人間関係を築くのはとても楽しく、いずれはフルタイムのポジションをゲットできればと思っています。
週一で受けているカウンセラーに言われたのは、「blame(誰かのせいにすること)もgrief(悲しみ)の一部」ということ。人生に起こるあらゆる理不尽な出来事に対処するためには、そういう心の作業が必要だということですね。
〈心がしんどい時にお勧め!〉💛