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波猫まち子の日記

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忘れてしまう幼児の記憶

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風邪を引きました 幸い土曜日なので、朝Mのバレエの送り迎えが終わったら風邪薬を飲んでガッと寝ました。が、もちろんすぐに静かに眠れるわけはなく私の寝室でテレビを観ていたMとHが「Hungry~~」とうるさいので「イチゴとオレンジがあるでしょ!」「やだ~」「じゃあビーンスープ(レンジでチンするやつ)食べなさい!」Hは「ヨーグルト~」「(Mに)Hにヨーグルト持ってきてあげて!イチゴも!」で、ヨーグルト持ってきたら(私の寝室で食べてるので)「ブランケット敷いて!ラグが汚れるから!」って朦朧とした頭でいちいち指示

3時頃、これからサッカーの試合があるNのために何か作らなきゃとターキーサンドイッチとマック&チーズを作りました。自分も食べたら少し元気が出てきたので溜まっていた洗い物(いつも溜まってるんですが )を片付けていると、目の前の窓ガラス越しに中庭で遊んでいるHとK太さんの姿が見えました(K太さんは、うちのリモデルの手伝いに日本から来てくれた長期滞在している旦那の親友)。どうやらうちのブルース(ゴールデンリトリーバー)よりも大きい機械で動くおもちゃの馬(旦那がリサイクルショップで買ってきた)の取れてしまった耳を補強している様子 Hも一生懸命手伝おうとしています。HはK太さんが大好きで、K太さんもいつも優しくHに接してくれます。しかしふと、Hはまだ2歳半。こうやって毎日K太さんに遊んでもらったことはいずれ忘れてしまう...大きくなってから話してあげても「へえ、そうだったの。」で終わっちゃうかもしれない 悲しいな...しかし、あることを思い出しました。数年前家族で初めて父のお墓詣りに鹿児島を訪れた時のこと。私の叔母が「東京に遊びに行った時、三鷹駅のホームで荷物の上にちょこんと可愛らしく座っていた1歳くらいのMちゃん(私)のことを良く覚えているわあ」って言われた時、私は全く覚えていないのだけどその場面が浮かんできて、確かにちっちゃくて可愛い私は存在していたんだってすごく暖っかい気持ちになれたのです。

本人は忘れてしまう、幼い頃の記憶。でも、周りの人はちゃんと覚えている。そこに確かにちっちゃくて愛らしい、あなたが存在していたことを。儚くて甘い幼児の思い出。あなたがいるだけで、周りの人たちは幸せな気持ちになれた。そんなすごいパワーが小さいあなたにはあったんだよ...

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