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波猫まち子の日記

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介護のイベント

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介護のイベント
今日は、SDNN(San Diego Nikkei Network)主催の介護についてのイベントにお友達のNちゃんと一緒に参加しました。



午後1時からだったので、行く道中Hには寝てもらう計画が今日は日曜日でいつもより朝が遅かったため、全く寝ず元気いっぱい。大失敗

案の定、子連れは私だけ(汗)。大人しく座っているはずもないので、前半ゲストスピーカーが話をしている時は、外の遊具で遊ばせつつ(会場は小学校でした)会場から聞こえてくる話に耳を澄ませていました。

ゲストスピーカーは、呼び寄せ介護を体験されたコナー久美さん、会計事務所を経営されている高橋淑子さん、そして先日私がL.A.まで行って参加してきたライブ人生相談の伊藤比呂美さん(2年前まで遠距離介護をされていました)の3人でした。

コナーさんは、一人っ子でご両親をサンディエゴに呼び寄せました。「頑張りすぎない」「えてして人は、一番近い人に一番辛く当たってしまうことがあります。夫との関係を優先させることも大事」「後悔はつきもの。愛に100点満点はありません。もっとやってあげれば良かったと思うのが愛のしるし、と思うこと」など興味深かったです。
しかし、お年寄りよっては引っ越しや新しい土地での生活がストレスになることもあり、死期を早めることがあると言う声もあとから聞きました。本人の性格や意思を尊重することが大事だと感じました。

8年間の遠距離介護を経験された伊藤さん。淡々、ひょうひょうとした例の伊藤節で早速会場を沸かせてくださいました。2,3週間日本に行ったら3週間サンディエゴで過ごす、を繰り返すこと8年。一番辛かったのは時差ボケだそう。常に時差ボケしているような大変さは容易に想像がつきます。しかも当時10歳の娘さんと連れ合い氏を残しての帰国。コナーさんと同じように「後悔はしていい。やり切った、と言える人は偽善。義務として遂行しただけの自己満足」とおっしゃいます。「一緒にテレビを観て欲しいって言われるんですよ。嵐のなんとか君が若い女の子の執事なってるドラマとか、科捜研の女とか。こっちはつまんないわけですよ。でも、1時間とか2時間付き合ってあげる。それが介護が終わった後思うんですよ。どうして後もう1時間一緒に観てあげなかったんだろうって。」

私自身は、父は早くに亡くなっていて72才になる母が健在です。母自身が老人ホームでパートをしていて、周りのご老人方に「お若いわねえ」何て言われて喜んでるくらい元気いっぱい それを良いことに普段から電話すらかけない親不孝な私ですが、いずれはこのような問題に直面することは確かです。

後半は、外のベンチに出てそれぞれのゲストスピーカーとの座談会。人だかりができたのは税金の高橋さん。やはりみなさんお金のことを聞きたいようですね。私とNちゃん(伊藤さんの面白さにすでに魅了された様子)は伊藤さんコーナーへ
遠距離介護の切実さ、離れていてもケアしてくれる方々と良い関係を築くヒント(ちょっとしたお土産は重要)等、伊藤さんの話も聞きつつ周りの人達と情報交換も。

伊藤さん「一人でいる寂しさ(特に男性ですね)。一緒にいて欲しい。でも現実問題ずっとはいられない。父がある日こう言いました。次はいついつ来るって言わないで、突然来て欲しい。来る日まで待ってる時間が辛いんだ。これには泣けましたね。」

私は今、10・7・2才の子育てをしている。この子達はいずれ成長し私達夫婦は老いる。その時、どれだけ子供たちに側にいて欲しいと思うんだろうか、想像すらできないのが現状です。

でも、最後は一番家族と過ごしたい、側にいて欲しいと思うのが人間の自然な願いなんだろうと思います。

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