冬は、山眠るなのだけれど・・・。 昨日の山は、怒っているように見えました。 山の上空が黒い雲で覆われていたからでしょうか? とても不思議な色に染まっていました。写真に撮ると少し違うのですが・・・ちょうど、山が怒って湯気が立っているような感じに見えます。 山を見上げながら、銀行に行くと両替機の前で、おばあちゃんが若い娘さんに何かを聞いていました。 「手数料がかかりますよ」と言われて、仕方なく帰ろうとしていました。 「一緒にしましょうか」おせっかいなわたしは声をかけました。 「忙しいでしょうから」と遠慮されました。 「大丈夫ですよ」おばあちゃん好きなわたしは答えました。 ご近所のお買いもの友だちは、おばあちゃんばかり・・・みなさん、とても優しく接してくださいます。でも、高齢になって順番に天国へ旅立たれていくので、淋しい思いをしています。 両替機は、説明画面が続きます。その度に確認を押さなければなりません。 慣れていないとよく分からないと思います。(わたしの場合、画面を何度もタッチしても反応してくれないことがよくあります。まるで自動ドアが開かないのと同じです) 結局50枚未満の両替だったので、手数料はかかりませんでした。 帰り道、懐かしい亡きおばあちゃんと出会えたような気分に浸って、こころはほかほかでした。 怒りの山とは、正反対な出来事でした。 <千秋楽> いつかゴールにたどり着くのではない。一歩一歩が、ゴールであり、スタートなのだ!〜ゲーテ