昨年末、持病の尿管結石の痛みで2晩ほどあまり眠れずに苦しみました。5〜6年前に小腸の手術をして以来、下痢気味になることが原因で尿管結石ができ易くなってしまい、その後5〜6回もこのはげしい痛みを経験しました。こんなに何回もこの痛みを経験した人はほとんどいないのではないでしょうか。
初めの頃は、この痛みが出るとすぐに病院に行って、座薬を2〜3個もらって帰っていたのです。結石は腎臓の中に4〜5個もできてしまい、それが順次尿管に降りてくるため、病院で治療を受けた後も2〜3回は繰り返しこの痛みが出ていたのです。
ある日、教室でこの痛みに見舞われてしまいました。この日、教室には私1人しかおらず、何とか頑張らなければと必死になり、あれこれやっているうちに、片方のひざを両手で抱え込み、思いっきり体に引き付けると痛みが和らぐことを発見しました。そして、この日はこの体操を何回か繰り返し、何とか授業の方も終わらせることができ、自宅近くの駅までもどりました。そして車で迎えに来てくれている妻とそのまま病院に行くために駅の階段を降りているとき、それまでの痛みがうそのように消えてしまったのです。きっと結石がぼうこうまで流れたのです。このときから、結石ができても病院に行かずにこの体操をして治すようになりました。きっと、足を抱え込むとじん臓とぼうこうの間の尿管が伸ばされ、途中につまっている結石が少しずつ動くのだと思います。昨年末の痛みの時には、トイレでおしっこをしているときに3〜4個の結石がゴロゴロと流れ出るのを2日にわたって経験しました。
あまり尿管結石になる人は少ないと思いますが、身近な人でこの病気になり易い人がいたら是非教えてあげて欲しい体操です。
自分で言うのも何ですが、人間追い込まれるといろいろなことを考え付くものだなとつくづく感じました。
カーネル笠井
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