間合い (ラッコ横山)
7月
2日
全世界的に温暖化防止キャンペーンもあってか
あちらこちらの冷房もやや高めの温度設定のようです。
例年以上に額に汗がにじんできます。
先日、あるお店の前を通ると、ちょっと目に入ったフェイスタオルがありました。安い値段でもあったので、今年はきっと例年より1〜2枚は余分に要るだろうと衝動買いしました。
すると、お店のお上さんがタグや邪魔なラベルなどをはがし、支払いが終わるとそのまま差し出してくれました。「今日は、ハンカチを忘れたの!?」と、やけに親しく声をかけてきました。「いや、今年も暑くなるそうだから今のうちにと・・・」
「じゃあ、ちゃんと袋に入れた方がよかったね!」
「いやあ、結構ですよ!」と、こんな会話でお店を後にしました。
とくに、きちんと袋に入れてもらうつもりもなく、あえて黙って手際のよいお上さんの様子を見ていただけです。第一印象ですぐに使うことと思われたのでしょう。でも、もしお遣い物として買うつもりでこのように黙ってみていたらどうなったことでしょう。初対面での間合いの難しさを実感しました。
お店の人の勢いに押し切られることや、逆にわがままな客だと思われたり、初対面の相手との間合いは意外に難しいと実感しました。
よく話題になるのは相撲での立会いにおける間合いです。なかなか立会いが合わずに仕切りなおしも目にします。それほどあうんの呼吸とは難しいもの、人と人とのコミュニケーション力の問題かも知れませんね。
それにしても、最近はこんな気配りのお店も少ないかも知れませんね。
ラッコ横山