あきらめない (ラッコ横山)
1月
30日
5千メートルの女王と呼ばれながら挑んだ42.195kmでは初心者です。あれほど壮絶な展開を誰が予想したことでしょう。もちろん女王としてのおごりがあったとは思えません。マラソンの全体を見通した走りができなかったのかも知れません。それほどまで、マラソンは難しいのだと感じました。
30kmを過ぎてからの失速では顔面を強打するほどの転倒にも耐えて、そしてまた倒れても耐えて最後までレースをあきらめない気丈さには、誰もが多くの感動を覚えたことでしょう。
【大相撲初場所】は千秋楽の横綱決戦となりました。しかも、2場所休場明けの朝青龍は何かと話題の的。東の正横綱 白鵬にとっても1人で2場所を守ったというプライドとモンゴルの先輩に対する意地もあったことでしょう。
久しぶりの大一番となりました。がっぷりに組んだ取り組みは力が入りました。翌日の横綱審議委員会でも朝青龍の評価はまずまず、2場所休場という選手にとっては致命傷とも言われるブランクを何とかカバーした今場所は、高い評価を得ることができました。
双方とも横綱のプライドと意地が人一倍強かったと感じました。日本人同士の決戦ではなかったにしろ、日本全国が熱くなった瞬間でした。
この二つの話題は受験直前の受験生にたくさんの勇気を与えてくれました。あきらめない気持ち、倒れても倒れても這い上がる根性、絶対に相手に負けたくないという意地、それぞれ多くのことを教えてくれた素晴らしいできごとだったと思います。
ラッコ横山