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生殖ストレスを持つと考えられる不育症・着床障害の方の典型的な認知行動パターンの一例をまとめてみました。1) 再度、妊娠・移植する (状況)2) また、ダメかもしれないと思う (認知) 自分には育てられない何かがある と考える (認知)3) 不安になる (感情) 緊張する (感情)4) 夜中によく目が覚める (身体) お腹が痛い (身体)5) 周囲に気を使う (行動) 子供を授かるため我慢する、頑張る (行動)6) 今度も、たぶんダメだろうと考える (認知) 育てられるイメージが持てない (認知) 夫に申し訳ないと思う (認知) 周囲の期待が息苦しいと感じる (認知) 1) か...
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現在の状況が、妊娠したのにまた流産した。良好胚を何回も移植しているのに妊娠できない。感情的に、これから出産できるのか不安だ。ときどき悲しくなり、ゆううつになる。こんな状態の方へその感情の奥に、ほとんど意識しない思い、考えがあるのですよ。医学的には、自動思考 (無意識の思い) といいます。たとえば、上...
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支持的精神療法とは、その人の悩みや辛さをそのまま支持する、100%味方になって話を聞く技法です。それに対して、カウンセリングとは、心理学的な資料や経験に基づいて心の援助をするという技法です。当院では、不育症、着床障害の治療として、心身両面からの治療を行っていますが、精神面からの治療として、基本的には...
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「認知行動療法」 とは、ものの考え方とか受け取り方、あるいは行動パターンをチェンジ、 CHANGE、 変化させることによって、不安や抑うつといった不快な気分を是正しようとする心理療法のことです。その基本は、まず、現実に目を向ける。現実直視です。そのために、情報収集してください。インターネット情報...