投稿日 2020-09-19 09:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
by
ファルコン
欧州連合知的財産庁(EUIPO、本部スペイン)は、英国のグリーティングカード製作会社の訴えに基づき、正体不明の芸術家<バンクシー>が描いた絵の商標権取り消しを決定しています。EUIPOは、<バンクシー>が商標権の保有に必須の商業活動を行わなかったことから「商業利用の意図はなかった」と判断しました。問題となったのは、パレスチナ問題に焦点を当てた『花束を投げる人』の絵です。<バンクシー>の代理会社が2014年、EUIPOに商標登録を出願しました。登録から5年以内に商業利用されなければ、商標権は取り消される規定になっています。 カード会社は昨年3月、EUIPOに対し、商標権の取り消しを求める申し立て...