An half day hiking
6月
21日
まず、出発前にそこでビックリ! 漫画でとても人気のある「鬼滅の刃」の舞台とも言われた竈門神社でした。
山に入るとすぐに空気が変わりました。清々しい。でも話をしながら歩けたのは最初の30分もなかったのでは。途中からは足元をみながら一歩ずつ。自分より年配の人々に何人も追い抜かされ、その常連の人々の軽快な足取りを見るとこの人たちは天狗かと思わざるを得ない。
山岳修行でも有名だった山だそうですが、フッと空海を思い出しました。
黙々と歩いて思ったのが、坐禅も良いけどこうした山歩きも一種の雑念をはらい、自然と同化する動く瞑想に近いのかも。初心者の私は瞑想というより迷走?
山頂に到着したときには汗だく! 下に観えるはずの街並みは霧に覆われ、残念ながら見えませんでした。下山中には四度も滑って肘を擦り剥くような失態。でもご褒美がすぐ近くにあった温泉。誰も居らず、露天風呂も貸切状態で汗を流すには最高の温泉でした。
自然に囲まれると落ち着きますね。同時に自然の偉大さと有り難さにも畏敬の念が出ます。自然の懐に抱かれるというか向き合うと、生かされているちっぽけな一人の人間だとつくづく思いました。下界での仕事、肩書き、お金などどうでも良くて健康であることに感謝。それを与えてくれる自然にも感謝。
山を征服するという言い方に対して、日本人は山の神に感謝の気持ちで登らさせて頂くというこの感性の違いは、大きいですね。筋肉痛で再び早起きの朝でした。