ショッピングモールの終焉
5月
9日
そのショッピングモール王国とも言える米国では、すでに変化の兆し。商店街育ちの私は、街や小売業の賑わいがどうも気になるというか肌感覚で感じるものがあります。シアトル界隈では高級モールとして有名なBellevue Square Mall。その十字路の角地の空き店舗が長く埋まらない。
今まで空き店舗と感じさせずに「COMING SOON」という次の進出店の宣伝が貼ってあったのに、最近は黒フィルムで窓が閉ざされたままの店舗がいくつも長い間そのままで目立つようになりました。
一つにはネット販売の影響があるのは間違いありませんね。
モールのほとんどは不動産業。地元商店街から移籍した店子が一番体力がなく、こうした波にはすぐにやられてしまうでしょう。対岸の火事では済まされないでしょうね。
コンパクト・シテイを打ち出す高齢化がますます進む地方都市。
しかし、ビジョンのない都市計画は、同じ過ちを犯すと危惧します。
ネット社会がもたらす影響を十分考慮した街創りとはどうあるべきなのか?米国に答えを求めるのではなく、日本独自の慣習に基づいた誇りと郷愁の持てる住みたい街とはどんな姿でしょうか?案外欧州の方がしっかりとしていると思います。
そういえば、最近はシアトル界隈でも蚤の市の根強い人気。
我が家も日曜日に30分以上かけてバラードのフリーマーケットに出かけます。
ニューヨークでもマルシェを見かけますね。
このブログを書き終えて、ちょっとグーグったらこんな記事も見つかりました。
アメリカにあふれる「墓場」のようなショッピングモール
これからの次の大きな転換期に入っていると思います。
Uターン、Iターンも増える住みたい魅力的な街になるか?
里山資本主義を応援したい・・・自分に何ができるのか?
三方よし・・・の「世間よし」を考えさせられます。