現代の自分、暴走する現実記録

学校に着くと上履きを履き靴を教室に持っていくそうで持っていき早く来ていた友人と話していた。相変わらずだ、情も何も見せないでかみ殺していたようだった。喜んでいた奴もいたしちょっと寂しそうにしていた奴、卒業式なのに遅刻していた奴（汗）日常とあまり変わらないのにいつもと違う空気を感じた。昨日描いた色紙を見ていると友人が集まってくる、感想はまぁまぁいいそうだ（笑）後ろが白紙だったのでクラスにいた奴を誘って描かせることにした。沢山集まって気が付くとそろそろ卒業式会場の体育館に行く時間になって整列して行くことになった。廊下で待たされて少し友人や先生と話していた、この時涙はまだ出ない。

体育館に入ると拍手が鳴り響く、在校生の後輩を見ていると真面目にやっていたりやってなかったり。大抵こんな物だ（汗）パイプイスの横に立ちゆっくりと座り卒業式が始まる、立ったり座ったりの繰り返し。君が代を歌い賞状の受書、一人一人の名前が呼ばれ私も名を呼ばれ「はい」と言い立つ。クラスの代表が校長の前でお辞儀をして賞状を貰う。お辞儀をすると同時にこちらもお辞儀をする。その後は各賞の発表、私は皆勤賞なので皆勤者代表が立つと私も立つ、今年は皆勤者は３７名だった。その後は卒業生の感想文を読んだり校長からのスピーチだった。いつもはつまらないと聞いていたが今日はそう感じない、一つ一つの言葉が突き刺さってきた。涙は出ないが鼻がしびれてきた、身体が疲れてきたけどそんなことはどうでもいい。馴れない校歌を歌い蛍の光も歌う、歌った後は閉会の言葉を聞き整列してまた廊下に戻る。廊下に戻るとみんな緊張が解けたせいか雑談が多くなる、私もその一人だけど（汗）教室に戻ると一人一人名前を言われ卒業証書を貰う、私は皆勤の賞状と箱で中身を開けてみると自分の名前が入ったガラス製の置物だった。真ん中にメダルの様な物が入っていてちょっと嬉しかった。先生に色紙を渡した、私は照れているせいか渡したらすぐ席に着いて恩師を見てただ笑っていた。友人（焼肉の時の）がパーティースプレーを持ってきて笑いながら恩師や友人にかけたりかけられたり、面白かったよ。

終わりが近づいてくるのが分かる、上履きを捨てるそうなので３年間ずっと履いていた上履きをゴミ箱用のダンボール箱の中にに捨てる。この靴はどんな時でも一緒だった思い出の靴、捨てなくてもいいそうだけど新しい自分に近づくために友人と一緒に捨てた。少し大人になったかな？二階にある玄関から眺めると沢山の紙吹雪が飛んでいた、在校生が卒業生にまいている。私も友人と一緒にそこに飛び込んだ、紙吹雪は激しく飛んできて中には思いっきり投げられたよ（汗）お陰で服の中もポケットの中も紙吹雪まみれだ、別にいいんだけど。友人と在校生にパーティースプレーをお返しにかけてやった。人のトンネルと道をくぐると母親が待っていた、恩師と話していて楽しそうだった。まずお世話になった先生と話した、最初に恩師と話すと涙が出てきそう嫌だったから。いろいろな先生を回っていろいろ話したり笑ったりした、涙は自分らしさを優先して必死にこらえる。一通り回ったら恩師と話す、やっぱり駄目だ、恩師と話すと一粒涙が出てしょうがなかったよ。別の先生にカメラを渡して恩師と一緒に撮影、これは記念になる写真だ。恩師と話していろいろな思い出を話した、私はいろいろなエネルギーを貰ってそのエネルギーを蓄積した、そのエネルギーは尽きることはないと思う。友人とも撮影しようと思ったが友人は風のように去っていった、もういなかった。いつも同じ馬鹿なことをしてきたけど友人もセンチな気分になったんだと思う、恥ずかしいのか私と話したらすぐ帰ったみたいだ。恩師との別れ、優しい先生との別れ、友達との別れ、学校との別れ、思っていた以上素晴らしく輝いていた。校門を母親と抜けると涙が出てきた、私は校門の前でみんなに向かってお辞儀をした。通りかかった女子はいつもの私ではない所を見たせいか笑っていた。気にしないけど恥ずかしい、私は今日で着るのが最後の制服の袖を濡らしながら祖父の車に乗り帰った。その後は昼食の為マクドナルドに行きハンバーガーを持ち帰り家で母親と食べた。涙はしまっておきたかったけど・・・。

恩師との別れは辛いです、２年間どうもありがとうございました。私、いや僕は貴方に・・・憧れていたのかもしれない。貴方の前で素直に泣けなかった、だけど今このブログを打っている私の目は沢山の涙が溢れている。キーボードがよく見えないぐらい泣いている、貴方と一緒に撮った写真を見ると泣いてしまうんだ。やがて見ても泣かない時が来るからせめて今日だけはパソコンの前で泣かせて下さい、それが今日卒業した生徒の最後の授業です・・・。

今日はいろいろ疲れたけど日常に戻ったんだ、

生きるよ。